あれこれブログ

2019.02.19.

魚中心の地中海食で喘息患児の肺機能が改善

皆さん、こんにちは^^
久々の雨ですが、明日から気温が上がり、風も強いので、花粉症には要注意です。
さて、今回は喘息の子供さんに朗報です。

 小児喘息の改善には健康的な食事が有効であるとされていますがが、その具体的な内容に踏み込んだ報告はありませんでした。オーストラリア・La Trobe UniversityのPapamichaelらは地中海食に加え、良質な脂肪が豊富に含まれるサケやマス、イワシなどの魚を摂取することで、喘息患児の気道炎症が有意に改善したとする結果を発表しました。

脂肪が多い魚に含まれるω-3脂肪酸には、抗炎症作用や免疫調節作用があることが報告されています。しかし、喘息に対するω-3脂肪酸の有効性を検討した研究では、一貫した結果が得られていませんでした。そこで同氏らは、ω-3脂肪酸を豊富に含む魚と地中海食の摂取による喘息患児への有効性を検証するため、ギリシャのグループと共同で研究しました。

ギリシャの首都アテネに住む5~12歳の軽症喘息患児64例(男児52%、女児48%)を対象とし、このうち半数を、ギリシャでよく食されている地中海食と、その一部として調理した高脂肪の魚(150g以上)を週2回摂取する群(魚+地中海食群)に、残る半数を通常通りの食事を摂取する群(対照群)にランダムに割り付けました。なお、肺機能はスパイロメトリーにより評価し、気管支の炎症は呼気中一酸化窒素(NO)濃度の測定値に基づき評価しました。

年齢、性、BMI、身体活動レベルで調整して解析した結果、6カ月後の試験終了時点で魚+地中海食群では呼気中NO濃度が約14ppb低下し、気管支の炎症が軽減したことが分かりました。なお、同氏らによると、国際的なガイドラインでは呼気中NO濃度が10ppb以上低下した場合に、有意な治療効果があったと解釈することが推奨されているといいます。

この結果について、同氏は「植物由来の食品とω-3脂肪酸が豊富に含まれる魚を組み合わせた伝統的な地中海食を日常生活に取り入れることは、小児喘息の症状を軽減する簡単で安全かつ有効な方法といえる」と述べています。
なかなか子供に魚を食べさせるのは大変かもしれませんが、ハンバーグに混ぜたり、カレーに混ぜたりして、頑張って食べさせてあげてくださいね。

2019.02.14.

インフル3回かかるかも

皆さん、こんにちは^^
インフルエンザもややピークを過ぎたようですが、まだまだ流行は続いています。
しかも、今年は当クリニックではB型がまだ1例も出ていません。
今年のインフルエンザは少し変わっていて、注意が必要です。

インフルエンザの患者数が全国で推計約222万6000人にのぼり、統計開始以来最多を更新したことは以前に書きましたが、今年はインフルエンザに最悪3回かかるかもしれません。

インフルエンザウイルスにA型とB型があることは皆さんご存知だと思いますが、実は原因となっているウイルスの種類は「AH1pdm09」が50%、「AH3亜型」が49%で、B型はわずか1%なのです。(2018年第52週~2019年第4週)

この調査をしている国立感染症研究所の担当者によると、AH1pdm09は2009年に新型インフルエンザとして大流行し、現在は通常のインフルエンザウイルスとして扱われているもので、pdmはパンデミックを意味します。一方のAH3亜型は一般に「A香港型」と呼ばれ、1968年に世界的大流行を起こしたウイルスです。

同じA型ウイルスでも、同シーズンにAH1pdm09とAH3亜型の両方にかかる可能性がある理由について、この担当者は「A型という分類は同じでも分子構造が異なり、それぞれに対抗する抗体も違うためです」と説明しています。
つまり、AH1pdm09にかかった時に得られる免疫はAH1pdm09のものだけで、AH3亜型の予防には通用しないのです。

同担当者によると、例年、A型が同時流行することはあまりなく、特にAH3亜型が流行るとそれ一色になることが多いそうです。そのため、A型に2度かかる危険性は、あまり周知されていないのかもしれません。しかし、今シーズンはしばらくAH1pdm09が主流だったところに、年明け前後からAH3亜型が急激に増加。前述のように、2種類のウイルスがほぼ半々の割合で流行しているのです。
なお例年、A型の後を追うようにB型も流行する傾向が見られるので、理論上は、A型に2度感染したうえ、さらにB型にも感染する恐れがあるのです。

1シーズンで繰り返しインフルエンザにかかる事態はなんとしても避けたいものです。あまりに当たり前な方法ですが、手洗いは入念に。人混みは避けて、十分に睡眠をとることが、史上最悪のインフルエンザ大流行を乗り切るために重要なのです。

2019.02.05.

二日酔い対策

皆さん、こんにちは^^
昨日から寒さは和らいでいますが、今週末に向けてまた寒くなるようです。
日中の寒暖差も10度以上のこともあり、体調管理が難しい時期ですが、気を付けましょう!
今日のテーマは、新年会の時期には遅いかもしれませんが、二日酔い対策です。

二日酔い対策の前に、何故二日酔いになるのか考えましょう。
アルコール(エタノール)は小腸で吸収された後、門脈というところを通って肝臓に運ばれ、そこで代謝されます。まずアルコール脱水素酵素(ADH)によってアセトアルデヒドとなり、さらにアルデヒド脱水素酵素(ALDH2)によって酢酸へと無毒化されます。
二日酔いがなぜ起こるかというと、大量の飲酒のためにALDH2によるアセトアルデヒドの分解が追い付かず、体内に多量のアセトアルデヒドが残ってしまうからです。アセトアルデヒドは酸性ですので体液のpHが酸性となり(アシドーシス)、全身の様々な代謝に関わる酵素の活性が低下して、それで気持ち悪くなるのです。

この二日酔いを早く治すためにはアセトアルデヒドを体外に排泄してしまえばよいわけで、水分をどんどん摂取して尿として捨ててしまえばよいのです。ただ、水をガブガブ飲むだけでは芸がありません。体液が酸性に傾いているのですからアルカリ性の飲み物がよいでしょう。
家庭にあるアルカリ性の飲み物としては牛乳と蜂蜜が代表的です。つまり、はちみつ牛乳を作ってがぶ飲みするのが、一番手っ取り早い方法なのです。しかし、ムカムカしている時に、がぶ飲みは危険ですので、無理はしないでくださいね。
その前に、二日酔いにならない飲み方がよろしいようで。

2019.02.02.

インフル過去最多

皆さん、こんにちは^^
つい最近、正月が終わったと思っていたら、なんと、あっという間に1月が終わり、すでに2月です。
月日の速さをつくづく感じます。歳のせいでしょうか?
さて、今回もインフルエンザの話題です。

インフルエンザの大流行が続いています。
厚生労働省は1日、全国約5000カ所の定点医療機関から報告された最新の1週間(1月21~27日)
の患者数が、1カ所あたり、57.09人だったと発表しました。前週(53.91人)からさらに増え、現在の調査方法になった1999年以降で最多を更新したのです。

厚労省によると、全国の推計患者数は約222万6千人で、前週から約9万6千人増えました。
年齢別では5~9歳が約41万1千人と最も多く、10~
14歳も約29万人に達しました。
定点1医療機関あたりの患者数は、全都道府県で「警報」レベルの30人を超えました。都道府県別では、埼玉が最も多く84.09人。次いで、新潟77.70人、千葉73.00人、宮城69.81人、神奈川67.94人と続いています。ちなみに、東京は64.18人、愛知は61.82人、大阪は47.99人、福岡62.70人でした。
休校や学年・学級閉鎖をした保育所や幼稚園、小中高校は全国で8928施設と、前週(6343施設)からさらに増えています。
ウイルスのタイプは直近の5週間では、2009年に新型として流行したA型のH1N1が50%、A香港型が49%を占めています。

厚労省は「手洗いやせきエチケット、人混みを避けるといった対策とともに、具合が悪ければ安静にして早めに医療機関を受診してほしい」と注意を呼びかけています。

本当にその通りだと思います。今年のインフルエンザは当クリニックでは全てA型です。以前にも書きましたが、多い日には10人以上検出されています。しかも、まだB型が流行していないのにです。
何回も言いますが、インフルエンザをなめてはいけません。インフルエンザ脳症を合併すると1~2日で死亡することもあるのです。
少しでも症状があって発熱があれば、早めに受診するようにしてくださいね。

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