あれこれブログ

2018.09.20.

ウォーキングにガム

皆さん、こんにちは^^
朝晩やや涼しくなってきて、ウォーキングにも最適な季節がやって来ました。
そこで、今回はウォーキングの効果をアップさせる方法をご紹介します。

ウオーキングの運動効果を高めるには、ガムを噛むとよいかもしれない。ガムを噛みながら歩くと、噛まなかった場合と比べて心拍数が増え、エネルギー消費量が増加する可能性があることが、早稲田大学スポーツ科学学術院の研究グループと株式会社ロッテの共同研究で分かりました。特に40歳以上の男性で高い運動効果が得られたということです。

ウオーキングは手軽に行える運動の一つとされ、広く一般に親しまれています。共同研究グループは今回、交感神経活動や心拍数、エネルギー消費量を増加させることが以前より報告されているガムの咀嚼に着目。健康な男女を対象に、歩行中のガムの咀嚼が身体機能や生理機能に与える影響について検討しました。
研究では、21~69歳の健康な男女46人を対象に、安静に1時間過ごしてもらった後に(1)ガムを噛みながら、あるいは(2)ガムベースのみを除いたガムと同じ成分の粉末を摂取後に何も噛まない状態で、自分のペースでウオーキングを15分間行ってもらいました。その際には心拍数と歩行距離、ケイデンス(ピッチ=歩数/時間)を計測し、歩行速度、歩数、歩幅、エネルギー消費量を算出しました。

その結果、ウオーキング中の心拍数は、ガムを噛みながら歩行すると、噛まなかった場合と比べて有意に3%増加することが分かりました。こうした心拍数の増加は男女ともに認められました(男性では2.1%増、女性では3.8%増)。特に、40歳以上の男性でガムを噛みながら歩行すると歩行距離(3.5%増)と歩行速度(3.5%増)、歩数のほか、エネルギー消費量が有意に2.5%増加したのです。

これらの結果から、研究グループは「ウオーキング中にガムを噛むことは、健康や体力づくりを目的とした歩行効果を高める可能性が示唆された」と結論づけています。研究グループによると、この結果について、ガムを噛むと心拍数が増大し、心拍リズムと運動リズムが同期する現象が生じて歩行距離や歩行速度、歩数といった身体機能が増大した可能性が考えられるということです。また、こうした心拍と運動のテンポが同期する現象は若年者よりも高齢者で起こりやすいことが分かっており、高齢者の健康維持に歩行中の咀嚼運動を活用することが期待されるとしています。

ガムはそんなに高価なものではないので、早速、ウォーキングに活用してみてはいかがでしょうか?

2018.09.11.

コーヒーに発癌性?

皆さん、こんにちは^^
台風が過ぎたというのに、秋雨前線の影響で各地大雨の被害が出ていますね。
朝晩も涼しくなってきて、このまま夏が終わるのでしょうか?
少し寂しい気もします。
さて、今回はコーヒーについての話題です。

少し前の話になりますが、米カリフォルニア州の裁判所は5月7日、同州内で販売されるコーヒーに発がん性を警告するラベルを貼るようコーヒーチェーン大手のスターバックスなどの販売業者に命じた判決を支持する判断を示しました。ロサンゼルス上級裁判所のバール裁判官は、非営利団体「有害物質に関する教育・研究協議会」がコーヒーを製造・販売する約90社を相手に起こした裁判における先の判決を最終的に確定したそうです。

バール裁判官はこの判断において、スターバックスやキューリグ・グリーン・マウンテン、ピーツ・オペレーティングなどの企業は、コーヒーを飲むことから得られる健康上の利益が、豆の焙煎時に生じる発がん性物質によるリスクを上回ることを証明できなかったと指摘しました。
有害物質に関する教育・研究協議会は2010年に、発がん性のある製品への警告表示を義務付ける法律に基づき、今回の訴訟を提起。同協議会の主張によると、ほとんどのコーヒーに含まれる化学物質アクリルアミドはカリフォルニア州において発がん性物質、または健康に有害な物質に規定されているということです。

被告側はコーヒーにアクリルアミドが含まれているという点では争う姿勢は示さなかったものの、アクリルアミドは健康上のリスクを引き起こすことのない、焙煎過程で自然に生じる副生物だと主張。コーヒーを飲むことの利益は発がん性物質によるリスクを上回ると訴えました。しかしバール裁判官は、健康に問題がないと考えられるアクリルアミドの最低量がどのくらいかを決める具体的な証拠を、被告側が提示しなかったと結論付けました。

セブンイレブンなど被告の一部は判決前に和解に応じ、コーヒーに発がん性の警告表示を決定していた一方、スターバックスなどは最終的な判断を裁判所に委ねていました。
これはあくまでカリフォルニア州の話ですが、日本にも飛び火してくるのでしょうか?

2018.09.06.

台風21号の爪痕

皆さん、こんにちは^^
大型台風21号で関西は甚大な被害を被りました。
関空は水没し、車は転がり、信号機は回るし、大変でした。
今回の台風は本当に予想以上でした。
私の身近な所にも台風の爪痕が。

平野公園では折れた枝が散乱しています。

平野公園

だけではなく、なんと大きな木が根こそぎ倒れました。
大人の身長より大きく張っている根の部分です。

高さ30mはあろうかという大木です。



自然の猛威には敵いませんね。
生まれて初めて経験した風速40mの世界でした。

2018.08.17.

本当に「1人前」?

皆さん、こんにちは^^
お盆も終わりましたが、続々と台風がやってきて、本当に気候が変わったみたいですね。
台風が来ても残暑は厳しい模様。
以前は「夏バテ」で痩せる人が多かったですが、最近は夏でも体重が増える人が多いのです。
そこで、今回は少し食生活を見直してみましょう。

普段の食生活で、問題となってくるのが主食です。主食量を意識することで、カロリーや糖質量などに大きく違いが出てくるため、主食量についての分量をお話しする機会も多くあります。1回量を考えて食べている人も多くいると思いますが、そんな人たちでも気付かない落とし穴、「自分の1人前と外食での1人前の違い」があります。

一般的に、自宅などで食べる1人前に比べ、外食で提供される「1人前」は圧倒的に量が多くなっているのです。とくに主食(米飯、麺類、パン類)は顕著です。多くの人は、その落とし穴に気付かず、当たり前のように1人前として食べてしまい、知らないうちにバランスを崩している場合があります。また、外食での量の誘惑に負けてしまい、「ちょっと多いかな…」と思いつつ、食べる量が増えてしまうこともあります。

外食の中でも丼物、うどん、そばといった単品で急いで食べるメニューに特化し、外食の主食量をみてみましょう。牛丼並は、店によって320g、230gと設定が異なりますが、いずれにしても確実に家で食べる1膳(約150g)よりも多くなります。うどんやそばの場合も同様で、うどんは外食で420g、自宅で200gと約2倍、そばは外食で240g、自宅で170gと約1.4倍にもなるのです。

こうした丼物、麺類は「急いで食べる」シチュエーションで選ぶことが多いため、普段よりも多くの量を食べても満足感が低いことが多く、さらに「大盛り」を求める場合もあります。これを防ぐ最大の方法は、「ゆっくり食べること」なのですが、それを伝えても実行できない人のほうが多いのが実情です。

ここで食行動変化を起こさせるポイントは、「トッピングをすること」です。トッピングとしては、低カロリーでビタミンやミネラル食物繊維を含むネギやほうれん草、わかめ類、タンパク質が豊富な卵などがお薦めです。ご飯や麺の量を増やすのではなく、トッピングをすることで栄養バランスが整うほか、噛みごたえや食感の変化が生まれ、満足度を高めることができます。外食が多い人には、
「外食での主食は多く摂取しがちであること」
「せめて主食量だけは、家で食べている量を思い出して調整すること」
「丼や麺類は、トッピングをすること」
をポイントにすると、食行動が変わりやすくなりますよ。

2018.08.10.

クロールが変わる?

皆さん、こんにちは^^
一昨日の大阪の最高気温は32℃。
十分暑いはずなのに、涼しいと感じたのは私だけでしょうか?
猛暑日に体が慣れて、異変が起こっているのかもしれません。慣れは怖いですね。
さてさて、昨日からパンパシ水泳が始まり、日本勢はメダルラッシュ!
素晴らしいスタートを切りましたが、今までの泳ぎ方が変わるかもしれません。
そんな話題をお届けします。

「水泳のクロールで速く泳ごうとすればするほど、キック動作(バタ足)は前に進む力に貢献しにくくなる。」
こんな研究結果を、筑波大と東京工業大の研究チームがまとめました。秒速1.3メートル(100メートルのタイムで76秒92に相当)より速くなると、足の動きで生じる水の抵抗が大幅に増えるというのです。

研究チームによると、クロールのバタ足は下半身を持ち上げて水平に近い姿勢をとるためには必須で、抵抗を減らすのに貢献していると考えられてきました。クロールで速く泳ごうとすると腕の回転も増やす必要があります。しかし、腕とキックの動きは連動しているため、キックの回数も増加してしまいます。実験では、ワイヤを付けた水泳選手に水槽内で①腕と足で泳ぐ②腕だけで泳ぐ③体をまっすぐに伸ばすの3パターンで泳いでもらい、体にかかる水の抵抗力を計測しました。
その結果、秒速1.1メートル(100メートルのタイムで90秒91に相当)の低速ではバタ足は推進力になっているものの、秒速1.3メートルを超えると足の動きが水の流れを妨げ、抵抗は速度の3乗に比例して大きくなっていました。

この成果は、小学生も含め多くの選手の泳ぎに関係するとみられています。筑波大の高木英樹教授は「振れ幅の小さい、しなやかなキックを打ち、水をつかむ上半身の技術を磨くことがタイム向上につながるだろう」と話しています。
何とも今までの常識が覆されて、バタ足のない腕だけのクロールが主流になるかもしれませんね!

2018.07.26.

蚊も夏バテ?

皆さん、こんにちは^^
大阪は13日連続の猛暑日です。明日には少し落ち着きそうですが。
この猛暑の中、あることにふと気づきました。今年は蚊に刺されていないな、と。もっと言えば、ここのところ蚊を見かけないな、とも。
皆さんはいかがでしょうか?
ということで、本日は大嫌いな蚊についての話題です。

私は刺されやすい体質で、刺されると膨隆疹のようになり痒みが強いのでとても助かりますが、蚊は暑ければ暑いほど活発に動き回るイメージがあるだけに、実際のところが気になります。
人間をはじめ動物たちがぐったりしているなか、蚊も夏バテ状態なのでしょうか?

猛暑日が続くと、蚊が繁殖する環境が壊れていくようです。猛暑で雨が降らない日が続くと、水たまりが干上がり、蚊が卵を産む場所が少なくなります。蚊が産卵する場所は水が溜まる所で、水が滞留していることが条件になります。卵がかえると、ボウフラという幼虫になりますが、水が流れている所では卵が一緒に流れてしまいます。その水たまりが少なくなれば、当然、数そのものが増えなくなります。

蚊の寿命は1ヶ月ほどで、卵からかえって成虫になるまでは10日ほど。夏の間は、産卵・孵化(ふか)・成長が繰り返されるわけですが、水たまりの減少がその環境を奪ってしまい、個体数の減少につながることになります。

また、日本の代表的な蚊はヒトスジシマカとアカイエカ。ヒトスジシマカは一般に「ヤブ蚊」と呼ばれ、アカイエカは「イエカ」と呼ばれたりします。害虫防除技術研究所(千葉県八千代市)の所長は、「ヒトスジシマカとアカイエカともに最適な環境は25度前後」だと述べています。そして、「アカイエカは30度以上、ヒトスジシマカは35度以上になると動かなくなる、活動しなくなる」としています。ただ、「死ぬ可能性もあるが、高温になれば日陰にいく。でも、高温が続けば長生きはできない」とのことです。

最近の35度を超える猛暑で、蚊は獲物を求めて飛び回ることを止め、涼しい場所にじっと潜んでいるということでしょう。
今年は春先から気温の上昇していた関係で、いつもの年よりも蚊の発生が早まり、ゴールデンウィーク中から刺される人が出始めました。しかし、この夏は刺されていないのも、蚊そのものを見かけなくなったのも決して気のせいではなく、この異常ともいえる猛暑が原因だといってかまわないようです。猛暑によって蚊の数そのものが減り、35度を超える猛暑によって動かなくなっているのですから。

このまま地球温暖化が加速度的に進んでいくと、蚊の個体数は減っていくかもしれません。そうすれば、蚊が原因で亡くなる人も減って喜ばしいことかもしれません。ただ、蚊を捕食する他の生物もいるわけで、生態系全体に影響を及ぼすことも考えられます。
こういうこを考えていると、余計に暑く感じてきます。とにかく、蚊も動かなくなる猛暑です。熱中症対策を万全にして、この暑さを乗り切りたいものですね。

2018.07.23.

救急医学会も緊急提言

皆さん、こんにちは^^
いやぁ~暑いです。
大阪でも10日連続の猛暑日。
埼玉県熊谷市では41.1℃の日本最高記録更新。
東京では22日の救急出動件数は3125件で、1日あたりの件数としては救急業務を始めた1936年以降で最多。
さらに、熱中症の疑いで今年搬送された人も22日までに計3544人となり、今の時点で昨年1年間の計3454人を超えたのです。
そんな中、救急医学会も緊急提言を発表しました。

特に子どもや高齢者は熱中症になりやすいとし、水分をこまめに取ることや涼しい場所への誘導、周囲が互いに注意し合うことなどを提言しています。横田裕行代表理事は「熱中症は怖いが、注意すれば防げる」と対策の徹底を求めています。

同学会の熱中症に関する委員会の清水敬樹委員長によると、勤務する東京都立多摩総合医療センターの救命救急センターでは今年は熱中症による救急搬送患者が多く、特に重症者が多いといいます。清水さんは「今年の熱波は未体験ゾーン。危機的状況にある」と語っています。

提言は、子どもは汗腺の発達や自律神経が未熟で体温調節機能が弱いと指摘。親や学校の教諭、部活動の監督などが見守り「いつもと様子が違う」と感じたら迅速に対応するよう求めています。集団生活の際は、最も弱った子どもを基準にすることが大事としています。

当クリニックでも熱中症と思われる方が、お越しになられます。
水分と塩分をしっかりと摂って、涼しいところで休んでください。
塩分はポカリやアクエリアスではなく、梅干し、塩昆布、味噌汁で。
なお、提言は同学会のホームページ(http://www.jaam.jp/index.htm)で公開しているので参考にしてくださいね。

2018.07.17.

杭全祭り無事終了

皆さん、こんにちは^^

7月11日から14日に行われた杭全祭りが無事に終了しました。
野堂東組さんの救護班として参加させていただきましたが、今年は熱中症の方も怪我の方もなく本当に良かったと思います。
(熱中症になりかけの方はいましたが、クリニックで治療するほどではなかったです)
また、13日には接待もさせていただきました。
地車囃子を披露していただき、老健入所者の皆さんだけでなく、デイサービスへの通所者さんも楽しんでおられました。
本当にありがとうございました。

来年もよろしくお願いします。

杭全祭り2018

杭全祭り2018

杭全祭り2018

杭全祭り2018

2018.07.02.

熱中症は予防できる(再掲)

皆さん、こんにちは^^
関東では6月に梅雨明け、大阪でも枚方や八尾では猛暑日を記録。
先週末、地車も試験引きも何とか熱中症で倒れる人は出ませんでしたが、なりかけの方は何人かおられました。
東組総会でも話をさせていただきましたが、再度認識してほしいので、再掲します。

熱中症では、頭痛やだるさ、吐き気といった症状がでます。そして、体に熱がこもって体温が上がります。すると熱や脱水が原因で、血液中に炎症物質が増えてしまいます。この炎症物質が頭痛の原因です。熱と脱水が頭痛の原因なので、ロキソニンやバファリンのような頭痛薬を飲むだけでは、効果は十分に得られません。体を冷やして水分補給をすることが一番の治療になります。
また、「日曜日に炎天下でスポーツをした。その後からぐったりとしてしまい病院へ。熱中症と言われて点滴をしたけれど、水曜日になってもまだ頭痛が続いていて…。頭以外は大丈夫なんですが…」
これは熱中症としては、典型的なパターンです。熱中症は、よく食べよく寝て、一晩たてばすっきり治るという病気ではありません。水分補給を正しくしても、体内のバランスが整い切るまでには数日間のズレがあります。それが原因で、治療をしてから何日も頭痛やだるさが続いてしまうのです。この症状が続いている最中は、体が特に熱中症に弱い状態です。辛い間に無理をして、2回目の熱中症にならないようぜひ注意してください

さて、熱中症では、具合の悪さを3段階に分けて表現することになっています。
1度:めまい、立ちくらみ、吐き気、生あくび、大量の発汗、筋肉痛、筋肉の硬直(こむら返り)
2度:頭痛嘔吐だるさ、脱力感、集中力や判断力の低下
3度:意識や反応が低下する、全身がけいれんする
1度が軽症、3度が重症です。このうち、1度はその場で対処可能ですが、2度以上は医療機関の受診が必要となります。頭痛は2度の熱中症の目安になるので、頭痛が目立つときは無理をせず病院に行ってください。

次に、軽い熱中症(1度の熱中症)に対する応急処置としては、以下点にまず気をつけます。
○直射日光を避ける
○風通しの良い場所、または、冷房の効いた室内へ移動する
○太い血管がある場所(首、脇の下、足の付け根)を冷やす
○休んだ後に、水分と塩分を十分にとる
体を冷やすときは血管の近くを冷やすと、体の表面だけでなく体全体を効率良く冷やすことができます。また、クーラーだけでなく扇風機も有効です。冷たい風を送るだけでなく、体の表面の汗が蒸発する際に体の熱も一緒に逃がしてくれるためです。

述しましたが、熱中症の原因は、大きく3つあります。
1.体温の上昇
2.脱水
3.ミネラル(特に塩分)の不足
しかし「水と塩をこまめに!」と言われても、量が分かりにくいですよね。量の目安を説明します。
まず水分です。暑い日に運動していたら、ペットボトル1本や2本では全く足りません。中高生が炎天下で1日部活動をするようなときには、4~5リットルと必要な場合もあります。頭痛がするほどなら水不足の可能性が大きいです。
水分が不足しているサインは2つあります。
1.尿が出ない
2.脈が早い
たとえば半日のスポーツや作業あたり、一度も尿が出ないというのは、水分が不足している証拠です。十分に水分摂取ができている場合には、2~4時間に1回は尿が出ます。尿の回数が少なければ、増えるまで水分を補給してください。
脈拍も大事です。普段なかなか脈拍を測る習慣はないとおもいますが、「熱中症かな?」と思ったら、運動をやめて休んだあとの脈拍を測ってみてください。1分間測って、おおまかな目安は次のようになります。
50-90回:正常範囲内です。それでもだるさや吐き気がある場合は熱中症の可能性があります
90回:脱水気味で、熱中症が疑われます
100回以上:本格的な脱水です
水分についてまとめると、
○運動量によって飲むべき量は変わる
○炎天下で運動していたら、500ml のペットボトル1本や2本では足りない
○どれだけ飲むべきかは、「尿が2~4時間に1回出る程度」または、「脈拍が1分間に90回未満になる程度」が目安と言えます。

た、熱中症で忘れられがちなのが塩分です。水分摂取に気をつける方は多いのですが、汗の中には水だけでなく塩分も含まれています。熱中症で足がつったり、頭がぼーっとしたりする場合には、塩分が足りないという可能性に注意が必要です。
「塩分が大事だから、お茶じゃなくてスポーツドリンクを飲もう」
そう思う方もいるかもしれません。しかし、スポーツドリンクに含まれている塩分は微々たるもので、スポーツドリンクだけで熱中症を防ぐことはできません。スポーツドリンク(500ml)を1本飲むよりも、コンビニのおにぎりを一つ食べる方が効果的です。味噌汁やおかずであれば、もっと多くの塩分が含まれています。塩分を摂るならば、水分よりも食事が大切です。含まれている塩分量が大きく違うためです。
て、最後に、塩分の目安を確認してみましょう。
1リットルの汗をかくごとに、塩分はおよそ1グラム失われます。
炎天下で、3リットルの汗をかいた場合
○ポカリスエットなら2リットル
○アクエリアスなら3リットル
○塩飴なら15個
味噌汁なら2杯
梅干しなら1個半
この量で、ちょうど失った塩分(3グラム分)が補給できる計算になります。朝に味噌汁を1~2杯飲むだけで、効率良い塩分補給になることが分かります。

熱中症は予防できる病気です。
「水と塩をとる」ことは知っていても、どのくらいとったらいいかはよく知られていません。また、どんなに完璧なスケジュールで食事・水分を摂っても、休憩なしで炎天下で運動していたら、やはり熱中症になってしまいます。
最後にまとめです。
○熱中症の頭痛は要注意。頭痛薬ではなく水分・塩分補給が一番の治
○水分摂取は「尿が2~4時間に1回出る程度」または、「脈拍が1分間に90回未満になる程度」が目安
塩分摂取はドリンクよりも食事。運動前後ではしっかり食事を摂る
○運動中は2時間に1回(以上)を目安に休憩をする
これらを心がけるだけで、熱中症の発症率は下がります。頭痛がして「熱中症かな?」と感じた方は、まず部屋を涼しくして、水分と塩分を補給してみてください。暑さのピークの季節が過ぎるまでは、「スポーツドリンクを飲んでおけばなんとかなる」というのではなく、ぜひ上記の目安を意識してみてください。

2018.06.21.

虫刺されにご用心

皆さん、こんにちは^^
関西は梅雨の合間の晴れ間です。
昨日は大地震の後の激しい雨で心配していましたが、2次災害はなかったようですね。
さて、今回は暑い日も増えてきたので、虫刺されの話題です。

気温の上がる季節を迎えると、気になるのが虫刺されです。注意が必要なのは、蚊だけではありません。重症化することもあり、正しい情報と予防法を知ることが大切です。

蚊やブユは人の肌に止まり、血を吸う時に血液が固まるのを防ぐ唾液腺物質を注入します。人の体がこの物質を異物として認識し、アレルギー反応が起きるのに伴い、刺された部位がかゆくなったり赤くなったりします。
ハチは腹部の毒針から毒液を注入します。毒液には、痛みやアレルギーの原因となる物質が含まれています。
ドクガの幼虫が持つ毒針毛が皮膚に触れて刺さると、ひどいブツブツができます。

蚊のアレルギー反応には、「即時型」と「遅延型」があります。即時型は刺された直後~15分でかゆみが出て、1~2時間で治まります。個人差はありますが、大人に多くみられます。遅延型は刺されてから、1~2日後にかゆくなったり炎症が起きたりします。激しいかゆみが続くこともあり、子供に多くみられます。青年の頃は、両方の型がみられることが多く、直後のかゆみが治まった翌日から再び症状が出たりします。高齢になると、反応が出ない人もいます。まれに1日以内に38度以上の高熱が出て、皮膚に潰瘍ができることもあります。「 蚊刺過敏症 」という症状で、EBウイルスが原因とされています。

ブユに刺された場合は、多くは遅延型です。
ハチは初めて刺された場合、痛みは1~2時間で治まりますが、2回目以降は呼吸困難や意識消失などが出て、激しいアレルギー症状で死に至ることもあるので、注意が必要です。

市販の塗り薬の主な成分は2種類です。抗ヒスタミン剤は、かゆみを抑える一方、炎症を抑える効果は少ないです。一方、ステロイド剤は、効果が高く、かゆみとともに皮膚の炎症も抑えてくれます。軽い症状は市販薬で改善しますが、炎症がひどい場合は病院を受診しましょう。

ハチやブユに刺された場合は、毒を器具などで吸い出して患部を冷やし、激しいアレルギー症状が出た場合は救急車を呼びます。
ドクガに触れた時は粘着テープを貼って、毒針毛を取り除きます。
マダニは無理に除去すると体の一部が残るので、ピンセットで慎重に取り除くほか、病院で局所麻酔をして皮膚ごと切り取ることもあります。

予防するには、当たり前ですが、草むらや野山で肌の露出を避ける服装を心がけましょう。ハチは黒いものを攻撃するので注意が必要です。
また、虫刺されを防ぐため、「ディート」や「イカリジン」といった成分が配合された虫よけ剤が販売されています。国内では2014年にデング熱が感染拡大したことなどから、国が濃度を高めた製品の販売を認め、効果が長持ちするものも登場しました。ただし、ディートには生後6か月未満の乳児には使用しないなどの制限があるので注意が必要です。

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