あれこれブログ

2019.11.19.

インフル、全国で流行期に

皆さん、こんにちは^^
朝晩の冷え込みが徐々に厳しくなってきましたね。
昨日の最高気温が25℃、本日は13℃。
気温差が激しいので、体調には十分留意してください。
さて、本日の話題はインフルエンザが流行期に突入したお話です。

厚生労働省は15日、全国的なインフルエンザの流行シーズンに入ったと発表しました。前年比で4週間早いシーズン入りで、現在の統計法で調査を始めた1999年以降では2番目に早い流行です。
国立感染症研究所が15日付でまとめた、2019年第45週(11月4~10日)の感染症発生動向調査において、インフルエンザの定点当たり報告数が1.03(定点数:全国約5,000 ヵ所、報告数:5,084)となり、流行開始の目安となる1.00を上回りました。
都道府県別では、報告数が多い順に、沖縄県(4.45)、鹿児島県(2.66)、青森県(2.48)、長崎県(2.31)、福岡県(2.03)、北海道(2.00)、熊本県(1.80)、広島県(1.73)、新潟県(1.61)、佐賀県(1.33)、岩手県(1.32)、宮崎県(1.31)、福島県(1.16)、茨城県(1.13)、東京都・神奈川県・静岡県(1.11)、石川県(1.00)。

大阪府全体ではまだ流行期に入っていませんが、地区によっては1.00を超えているところもあります。これからが本格的なシーズンなので、早めのインフルエンザワクチンの接種と、手洗い、うがい、マスク、加湿をお忘れなく!

2019.11.12.

喘息の妊婦さん2

皆さん、こんにちは^^
昨日は大阪でも富田林市でひょうが降ったみたいですが、本日は秋晴れです。
しかし、朝晩の気温差が大きくなると、喘息の方にはつらいかもしれません。
今回の話題は、喘息の妊婦さんの話です。

11月に入って昨日までで、なんと3人もの喘息の妊婦さんが来院されました。
一人目は、26歳の妊娠23週の妊婦さん。松原市に在住の方で、松原市の大きな病院の内科を受診したにも関わらず、妊娠しているという理由だけで、咳止めだけ処方されて返されたそうです。
二人目は、28歳の妊娠15週の妊婦さん。平野区に在住の方で、産婦人科の先生から喘息の治療をかかりつけの先生でしてもらうように指示されて受診しましたが、やはり妊婦に薬の処方は出来ないと言われたそうです。
三人目は、28歳の妊娠6週の妊婦さん。八尾市に在住の方で、日曜日に喘息発作が出て、大きな病院を救急受診しましたが、その先生の専門が呼吸器でないため、痰切りのお薬だけ処方されて、返されたそうです。

なんと、嘆かわしいことでしょう。特に喘息発作では妊婦自体が低酸素血症になる可能性もあり、そうなれば当然、胎児も低酸素血症になることは明らかです。薬による催奇形性を恐れるあまり、必要な薬が処方されない。何とも、情けない話です。医者の自己保身なのでしょうか。

まぁ、愚痴を言っても仕方ありません。
一人目には、いつもの喘息投薬セット(ホクナリンテープ、シングレア、カルボシステイン、シムビコート)と喘息点滴を2日間。
二人目も、の喘息投薬セットを。
三人目は、喘息投薬セットと喘息点滴1日。
三人目は昨日受診したので、1週間後しか容態は分かりませんが、一人目と二人目はだいぶ症状も改善し、発作もなく、夜間も良眠出来ているようです。

医学の世界でも、何でもかんでも訴訟、訴訟の時代ですから仕方ないのかもしれませんが、自分自身が間違っていないと確信できる薬や点滴は自信を持って処方すべきではないでしょうか?調べようと思えばWEBで何でも調べられる時代です。それでも分からなければ、その分野の研修会や講演会に行って情報を仕入れる。
それでも副作用で訴えられたら仕方ないじゃないですか。そんな町医者が一人くらいいなきゃね!

2019.10.31.

最凶最悪の誤嚥論文

皆さん、こんにちは^^
本日で10月も終わり、明日から11月ですよ。
なんと、今年もあと2か月となりました。早いですね~。
さて、今回は最凶最悪の誤嚥論文についてお届けします。
お食事中の方は、読むの避けていただいた方がいいかもです。

さて、この論文を紹介するにあたり、虫が嫌いな人はご注意を! 満を持して登場する、私が数多く見てきた中で、最凶最悪の誤嚥論文です。心して読んで下さい。

発作性心房細動の既往歴がある42歳男性がゴキブリを吸い込んだ! ということで救急部を受診しました。ゴキブリを吸い込んでしまった後、胸部の圧迫感、息切れ、そして肺の中を虫が動き回る感覚を訴えたそうです。いや、吸い込むってどういうことだよ、と突っ込みたくなるのですが、想像もしたくない!

バイタルサイン(血圧、脈拍、体温など)はおおむね問題なかったのですが、左側の呼吸音が減弱し、喘鳴を聴取しました。ゴキブリの喘鳴?しかし、胸部レントゲン写真では特段異常はみられませんでした。
この時点では、「うーん、ゴキブリを吸い込んだ? まさか患者さんの狂言じゃないだろうな…」と主治医も思っていたかもしれません。

念のためと気管支鏡検査を行ったところ、なんと、なんと、まずちぎれたゴキブリの下半分(腹部以下)が舌区(左肺の中葉に当たる部位)に深く入りこんでおり、その他のゴキブリの破片も気管内に散在していました。疑ってスイマセン、本当でしたね。

論文には、絶対に見てはいけない「endobronchial cockroach(気管支内ゴキブリ)」の写真が掲載されています。(見たい人はどうぞ。PubMedでフリーで読めます。)

処置の途中、急激に酸素飽和度が低下しました。ゴキブリによるアレルゲン曝露なのか、喉頭痙攣か、とにかく処置が継続できませんでした。いったん中断し、酸素化改善を待つしかありませんでした。その後、残りのゴキブリは咳嗽とともに喀出されたものもあったそうです。状態が落ち着いてきたので、念のため全身麻酔下でもう一度気管支鏡で摘出し、晴れて気管支からゴキブリは消え去っていました。
その後、患者さんは発熱し、血培から菌が検出されました。踏んだり蹴ったり。泣きっ面に蜂。ゴキブリの持っていた腐敗菌だったのかどうかはわかりませんが、しかるべき抗菌薬によって治療されましたとさ。

世の中、信じられないような本当のお話があるものですね。

2019.10.19.

キノコは冷凍保存を

皆さん、こんにちは^^
大阪は晴れていますが、台風19号で被災した方には厳しい雨になりそうですね。
十分、注意してくださいね。
さて、今回はキノコの話題です。

秋といえばキノコ。最近は栽培技術も進んで1年中キノコが出回りますが、秋の味覚として食卓にのぼる機会も増えます。
キノコは、そのまま調理するよりも、冷凍したほうが旨みや栄養価がアップすることを知っていますか?

ウェザーニュースで「食べる前にきのこを冷凍しますか」というアンケート調査を行ったところ、「いつもしている」は6%、「したことがある」は18%だったのに対し、「していない」と答えた人は約8割の76%もいたのです。「していない」と回答した人のコメントを見ると、「風味が落ちそう」「食感が悪くなりそう」「凍らせると硬くなりそう」など、凍らせることで風味や食感を心配する声が多くありました。

いったいなぜ、冷凍することで旨みや栄養価が増すのでしょうか? 管理栄養士の柴田聡美先生は、「キノコは生の状態ではほとんど旨み成分が感じられません。食べてみるとまるでスポンジのようです。というのは、キノコの旨み成分である『グアニル酸』は、キノコの細胞が壊れた状態で初めて出てくるからです。細胞を壊すには手軽な冷凍がおすすめです。冷凍して細胞が壊れると、旨み成分を作り出す酵素がすぐに働きだして、グアニル酸、グルタミン酸、アスパラギン酸などのアミノ酸が生キノコの約3倍に増えて旨みも栄養価も高まるのです」と語っています。

では、キノコはどのように冷凍したらよいのでしょうか。「キノコは水で洗うと風味が損なわれるので洗わず、目立つゴミなどがあれば手で払います。次に石づきを切り落とし、使いやすい大きさにほぐしたり、切ったりしてからチャック付き保存袋などに入れて冷凍庫に入れます。これで1ヵ月は持ちます。調理する際には解凍せず、凍ったまま使ってください。こうすると旨み成分も逃げません」と同先生。

キノコも種類が豊富ですが、特に冷凍に向くキノコなどはあるのでしょうか?「キノコはどれも冷凍できて旨み成分は増加します。ただし、食感が変化するものがあります。食感がほとんど変化しないのはシイタケ、ナメコで、エノキダケはフニャニャします。エリンギやブナシメジは、特有のコリッとした固さがなくなり、歯応えが多少悪くなりますが、かえって冷凍したほうが好みという人もいるので、試してみてください」だそうです。

栄養成分でいうと、エノキダケを冷凍すると、脂肪を分解してダイエットに有用なキノコキトサンが12倍にアップします。ブナシメジは代謝アップや美肌効果があるビタミンB群が豊富ですが、水分が多く傷みやすいという欠点も冷凍すれば1ヵ月保存できます。マイタケは他のキノコにはないMXフラクションという成分のダイエット効果が注目されていますが、80℃以上で分解されてしまうので、冷凍してみそ汁やスープの仕上げにさっと入れるのがオススメだそうです。

キノコは一度で使い切れないこともあります。そんなときは、冷凍して保存すれば旨みが増すというのはうれしいですね。この秋、冷凍キノコを活用して季節を感じる食卓にしてみませんか。

2019.10.10.

コーヒーで脂肪燃焼?

皆さん、こんにちは^^
この週末は台風直撃のようですね。
特に関東の方は十分な注意をお願いします。
さて、今回はコーヒーと脂肪燃焼のお話です。

世界中で広く親しまれているある飲み物が、米国で蔓延する肥満に立ち向かう助けとなるかもしれません。英ノッティンガム大学のMichael Symonds氏らが実施した研究で、コーヒーには体内の脂肪を燃焼して熱を産生する“褐色脂肪細胞”を活性化させる働きがある可能性が示唆されました。

余分なカロリーを蓄積する白色脂肪細胞などとは異なり、褐色脂肪細胞は、寒さを感じた時などに糖や脂肪を燃焼して熱を産生する働きをもっています。そのため、「褐色脂肪細胞の活性を高めると血糖コントロールや脂質値が改善し、余分なカロリーが燃焼されて減量につながるとされる」とSymonds氏は説明しています。同氏らによると、従来は、褐色脂肪細胞は寒さに弱い乳児や冬眠動物のみが持つものと考えられていましたが、近年、成人でもその存在が確認されたといいます。

では、食べたり飲んだりすると褐色脂肪細胞は活性化し、カロリー燃焼につながるのでしょうか? Symonds氏らは今回、マウスの幹細胞から分化させた脂肪細胞を一定量のカフェインに曝露させる実験を行いました。その結果、カフェインには脂肪を燃焼させるような働きがあることが確認されたのです。

次に、健康なボランティアの成人9人を対象に、コーヒーあるいは水を摂取してもらい、最新の赤外線画像装置を用いて産生される熱を測定しました。その結果、コーヒーを飲んだ直後に、褐色脂肪細胞が多いとされる肩甲骨周辺で熱が産生する様子が観察されました。これらの結果を踏まえ、Symonds氏らは「われわれは、カフェインである可能性が高いとみているが、今後、コーヒーの中のどの成分が褐色脂肪細胞を活性化させているのかを突き止める必要がある」と述べています。

ただし、肥満や栄養の専門家からは、「ダイエットにはコーヒーが最適と結論づけるのは時期尚早だ」とする声も上がっています。米レノックス・ヒル病院の管理栄養士であるSharon Zarabi氏は、「褐色脂肪細胞の活性化によるエネルギー産生は限られたもので、その影響力は極めて小さく、過体重の人が適正体重となるほどではない」と指摘しています。
また、Zarabi氏は「例えば、頭をすっきりとさせ、元気に1日をスタートさせるためであれば、コーヒーを飲むことは勧められるが、減量目的では勧められない」と話し、「ダイエット中の人は、コーヒーが減量につながる魔法の薬だと考えるべきではない」と強調。その上で、「カロリー燃焼に最善かつ最も効率的な方法は運動であることに変わりはない」と付け加えています。

これからの研究が待たれますが、やはり運動が第一のようですね。

2019.09.27.

今季、初インフル

皆さん、こんにちは^^
以前に沖縄を中心に既にインフルエンザが流行しているというブログを書きました。
そして、東大阪でも学級閉鎖とも書きましたが、お隣の加美北でも学級閉鎖の噂があります。
そして、なんと、当クリニックでも今季初のインフルエンザが検出されました。

その患者さんは50歳の女性。
2日前から39℃の発熱、咳、咽頭痛、鼻水、関節痛で来院されました。
咽頭に発赤を認めましたが、呼吸音は正常。
念のために調べてみると、なんとインフルエンザA型。
5日間の出勤停止を指示して、ゾフルーザを処方して、帰宅していただきました。

その日の午後、前述の女性と一昨日一緒に飲みに行った38歳の女性が来院。
軽い咽頭痛と微熱でしたが、患者の希望もあり調べてみると、、、
なんと、なんと、またまたインフルエンザA型でした。

昨年インフルエンザを最初に検出したのは12月22日。その前年は11月31日。その前年は11月17日。
徐々に遅くなっていましたが、今期は一気に9月26日に早まりました。
今年は全国的に暖冬といわれていますが、インフルにとっては暖冬など関係ないようです。
詳細はまたアップしますが、今年は早めにインフルエンザワクチンを接種した方がいいかもしれませんね。

2019.09.26.

楽観的な人ほど長生き

皆さん、こんにちは^^
秋らしいカラッとした天気ですね。
9月ももう少しで終わって、10月になると、今年も残り3か月。
やり残しの無いように、計画的に進めましょう。
さて、本日の話題は、楽観主義の方が長生き?という話題です。

女性を10年間、男性を30年間追跡した米国の大規模な研究では、楽観主義者の方が長生きし、85歳以上で生活する可能性が高いことがわかりました。
楽観主義とは、良いことが起こるという一般的な期待、または重要な結果を制御できるので将来が好ましいと信じていることを指します。今までの研究では、病気や早死の可能性を高める多くのリスク要因が特定されていますが、健康な加齢を促進できる肯定的な心理社会的要因についてはあまり知られていませんでした。

この研究は、69,744人の女性と1,429人の男性で行われ、女性は10年間、男性は30年間追跡調査されました。楽観主義のレベルに基づいて個人を比較すると、研究者は、最も楽観的な男女が平均して寿命が11%から15%長く、85歳に達する確率が50%から70%大きいことを発見しました。

研究者の一人は、「今までの研究は病気や早死の多くの危険因子を特定してきましたが、健康な老化を促進できる肯定的な心理社会的要因についてはあまり知られていません。この研究は、楽観主義が人間の寿命を延ばす可能性のある心理社会的資産の1つであることを示唆しているため、公衆衛生との関連性が高い。興味深いことに、楽観主義は、比較的単純な技術または療法を使用して修正可能です。」と。

ただし、楽観主義がどのように人々の長寿命に役立つのかは不明です。今後のさらなる研究が待たれますね。

2019.09.20.

シェーグレン症候群

皆さん、こんにちは^^
朝晩はだいぶ過ごしやすくなってきましたね。
このまま秋に突入していくのでしょうか?
今週末は台風に十分注意してくださいね。
さて、本日は当クリニックで最近診断したシェーグレン症候群についてお届けします。

和田アキ子さんや菊池桃子さんがこの病気であることを告白したシェーグレン症候群。自分の体を守るはずの免疫システムが誤って自らの体を攻撃してしまう自己免疫疾患で、膠原病の一つとされています。発症の仕組みが解明されておらず、指定難病ともなっています。慶応大学病院のリウマチ・膠原病内科の竹内勤教授は「シェーグレン症候群は、いかに早期に発見して早期に治療を行うかが経過を左右します」と話しています。

シェーグレン症候群は、関節リウマチや全身性エリテマトーデスなどの膠原病に合併する二次性と、他の膠原病を合併しない原発性に分けられます。患者の約94%が女性といわれ、涙腺や唾液腺に炎症が表れるのが特徴です。主な症状は目や口が乾くドライアイやドライマウスで、両方の症状が出る場合もあれば、どちらか片方の場合もあります。

竹内教授は「症状の感じ方は様々です。目がゴロゴロする、痛い、見えにくいと感じたり、口の渇きで味が変わった、カラオケで歌いづらくなったなど、渇きとは結びつきにくい症状を訴えたりすることがあります」と説明しています。発症後早期には体のだるさや微熱、関節の痛みなど、捉えどころのない症状が出ることもあります。
目や口の症状以外にも、皮膚の乾燥や気管の乾きによる咳、女性の場合は腟が乾くことに伴う性交痛など、症状は全身に及びます。50~60代に発症しやすいとされていますが、慢性的に進行するため気付きにくく、「実際の発症年齢と診断年齢には大きな開きがあると思われます」と竹内教授は話しています。

シェーグレン症候群の診断には、唾液腺や涙腺の検査のほか、血液中の抗SS-A抗体と抗SS‐B抗体という自己抗体の検査が行われます。発症のメカニズムはまだ解明されていないため、治療は対症療法となってしまします。広範囲に炎症を抑えるステロイド薬を服用し、乾燥には人工涙液、スプレー状の人工唾液などを用います。竹内教授は「炎症により失われてしまった涙腺や唾液腺の機能は回復しません。どれだけ早く治療に取り掛かれるかが重要になります」と強調しています。
また、シェーグレン症候群は、間質性肺炎や間質性腎炎などの重い病気に移行することもあるので、病気の進行状態や他の膠原病の合併の有無を含め、定期的な受診が必須です。竹内教授は「目や口の乾燥は意外に意識しづらく、年だからと思いがちです。違和感があれば迷わず受診してください」と呼び掛けています。

2019.09.13.

暑い9月にインフルが

皆さん、こんにちは^^
昨日あたりからカラッとした秋の空気に変わったような感じです。
ただ、まだまだ暑い日はありそうなので熱中症にも十分注意してください。
本日はこの暑い9月にインフルエンザの話題です。

夏休み明け早々、インフルエンザによる学級閉鎖が、各地で相次いでいます。大阪でも東大阪のほうで学級閉鎖があったようです。
特に沖縄県を中心にインフルエンザ患者が増えています。沖縄の増加が全国平均を押し上げ、10年ぶりの高水準となっているのです。和歌山県や埼玉県などでも報告数が全国平均を上回っており、専門家はこまめな手洗いなどの感染予防策を訴えています。

国立感染症研究所が10日に発表した直近1週間(8月26日~9月1日)の全国1医療機関あたりの平均患者報告数は0.39人。新型インフルエンザが流行した2009年に次ぐ多さでした。前週の0.24人より大幅に増加しました。
特に沖縄県では1医療機関あたりの患者数が、大流行の発生・継続が疑われる「警報レベル」20.31人に達し、前週の1.5倍を超えています。増加の理由は不明ですが、沖縄では近年夏にインフルエンザが流行する年があるようです。沖縄県によると、今年の流行では特に9歳以下の小さな子どもの感染が多いということです。専門家によると、夏休み期間に南半球(気候は冬です)に旅行した人たちが、ウイルスを持ち帰っている可能性も指摘しています。

報告数が全国平均を上回ったのは、沖縄のほかに和歌山(0.55人)、宮崎(0.54人)、埼玉(0.42人)。感染症に詳しい川崎市健康安全研究所の岡部信彦所長は「インフルエンザに限らず感染症予防にはこまめな手洗いが有効だ。また、急に熱が出たら夏風邪と思って放っておかず医療機関を受診してほしい」と話しています。
平野地区でもインフルエンザが検出されたクリニックや診療所があるようです。高熱が出たら是非早めに受診してくださいね。

2019.08.29.

亜鉛不足で脱毛に

皆さん、こんにちは^^
今年の秋雨前線は台風並みですね。
北九州や西日本の方は十分注意してくださいね。
さて、今回の話題は、亜鉛不足と脱毛のお話です。

亜鉛は1,000の酵素反応、2万以上の転写反応に必要な必須微量元素であり、発生、分化、増殖といった幅広い生体活動に関与しています。しかし、その役割の多くは明らかされていません。2019年7月13~14日に行われた日本men's health医学会において、小川 陽一氏(山梨大学皮膚科学部内講師)が「亜鉛と皮膚疾患」について講演されました。

亜鉛はすべての生物に不可欠であり、継続的に欠乏すると死に至ります。必須微量元素としての生体内含有量は鉄に次いで2番目に多く、体内で常時2~3gに維持されています。しかし、「亜鉛欠乏患者は発展途上国を中心に世界で13億人も存在し、全世界人口の17%に相当する」と小川氏はコメント。亜鉛が欠乏すると、味覚異常をはじめ、皮膚炎や口内炎のほか、脱毛や傷が治りにくいなどの症状が出現します。また、亜鉛濃度は日内変動と加齢変化を起こすことから、後者により50歳以上で潜在的な亜鉛欠乏に陥っている可能性が高いといわれています。

亜鉛不足による皮膚疾患として、ペラグラやビオチン欠乏症などが挙げられますが、同氏は「脱毛」に着目した研究結果を報告。亜鉛欠乏マウスの実験により、亜鉛欠乏による脱毛は、真皮乳頭が萎縮し毛包幹細胞が減少することで毛周期・再生の異常をきたすことが原因であることを明らかにしました。また、この臨床応用として、11歳女児の症例を報告。脱毛の原因として、トリコチロマニア(抜毛癖)や膠原病、甲状腺機能低下症などを否定し、亜鉛濃度が69μg/dLであったことから酢酸亜鉛水和物製剤を開始した結果、良好な結果が得られたそうです。

最後に同氏は「亜鉛欠乏は思っているよりもcommonな疾患・状態である。血清亜鉛が80μg/dL以下であれば酢酸亜鉛水和物製剤の投与を推奨する。また、採血のタイミングは早朝空腹時の測定が望ましいが、朝ごはんを食べたとしても午前中に採血できれば問題ない」と述べています。

50歳以上で脱毛が気になる方は、一度調べてみてはいかがでしょうか?

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