あれこれブログ

2018.06.21.

虫刺されにご用心

皆さん、こんにちは^^
関西は梅雨の合間の晴れ間です。
昨日は大地震の後の激しい雨で心配していましたが、2次災害はなかったようですね。
さて、今回は暑い日も増えてきたので、虫刺されの話題です。

気温の上がる季節を迎えると、気になるのが虫刺されです。注意が必要なのは、蚊だけではありません。重症化することもあり、正しい情報と予防法を知ることが大切です。

蚊やブユは人の肌に止まり、血を吸う時に血液が固まるのを防ぐ唾液腺物質を注入します。人の体がこの物質を異物として認識し、アレルギー反応が起きるのに伴い、刺された部位がかゆくなったり赤くなったりします。
ハチは腹部の毒針から毒液を注入します。毒液には、痛みやアレルギーの原因となる物質が含まれています。
ドクガの幼虫が持つ毒針毛が皮膚に触れて刺さると、ひどいブツブツができます。

蚊のアレルギー反応には、「即時型」と「遅延型」があります。即時型は刺された直後~15分でかゆみが出て、1~2時間で治まります。個人差はありますが、大人に多くみられます。遅延型は刺されてから、1~2日後にかゆくなったり炎症が起きたりします。激しいかゆみが続くこともあり、子供に多くみられます。青年の頃は、両方の型がみられることが多く、直後のかゆみが治まった翌日から再び症状が出たりします。高齢になると、反応が出ない人もいます。まれに1日以内に38度以上の高熱が出て、皮膚に潰瘍ができることもあります。「 蚊刺過敏症 」という症状で、EBウイルスが原因とされています。

ブユに刺された場合は、多くは遅延型です。
ハチは初めて刺された場合、痛みは1~2時間で治まりますが、2回目以降は呼吸困難や意識消失などが出て、激しいアレルギー症状で死に至ることもあるので、注意が必要です。

市販の塗り薬の主な成分は2種類です。抗ヒスタミン剤は、かゆみを抑える一方、炎症を抑える効果は少ないです。一方、ステロイド剤は、効果が高く、かゆみとともに皮膚の炎症も抑えてくれます。軽い症状は市販薬で改善しますが、炎症がひどい場合は病院を受診しましょう。

ハチやブユに刺された場合は、毒を器具などで吸い出して患部を冷やし、激しいアレルギー症状が出た場合は救急車を呼びます。
ドクガに触れた時は粘着テープを貼って、毒針毛を取り除きます。
マダニは無理に除去すると体の一部が残るので、ピンセットで慎重に取り除くほか、病院で局所麻酔をして皮膚ごと切り取ることもあります。

予防するには、当たり前ですが、草むらや野山で肌の露出を避ける服装を心がけましょう。ハチは黒いものを攻撃するので注意が必要です。
また、虫刺されを防ぐため、「ディート」や「イカリジン」といった成分が配合された虫よけ剤が販売されています。国内では2014年にデング熱が感染拡大したことなどから、国が濃度を高めた製品の販売を認め、効果が長持ちするものも登場しました。ただし、ディートには生後6か月未満の乳児には使用しないなどの制限があるので注意が必要です。

2018.06.18.

震度4

皆さん、こんにちは^^

関西では大変な週明けになりました。
大阪北部地震で、平野区でも震度4。震源地に近いところでは震度6弱。
阪神淡路大震災の時には私は関西にいなかったので、こんな揺れを経験したのは初めてでした。
マンション内にいたので、大丈夫なのはわかっていましたが、それでも怖かったですね。

そして、続々と被害についての情報が。
3名死亡、300人以上が負傷。
大阪府内の公立校と幼稚園1000校以上が休校。
17万戸が停電、約11万戸でガス供給停止。
163件のエレベーターの閉じ込め発生。
JRや私鉄もほとんど運転見合わせ。
水道管の破裂や断水、火災も発生。
百貨店やイオンでも営業見合わせ。

震災など縁がないと思っていましたが、いつ遭遇してもおかしくないのだと実感しました。

2018.06.11.

?の会話

皆さん、こんにちは^^
台風5号の影響で、かなりの大雨を覚悟していましたが、大阪はさそどでもありませんでした。
災害等もなく良かったのですが、蒸し暑い!
さて、今回は、ちょっとクスッとできる?の話をお届けします。

労作時呼吸困難で来院された患者さんとの会話。
私 「今日はどうされましたか?」
患者 「前医で肺気腫と診断されて吸入しているのですが、全然よくならないのです。」
私 「どんな吸入を使われているのですか?」
患者 「スピルバーグを吸っています。」
私 「・・・」(おいおい、スピルバーグって映画監督だよね。ET?ジェラシックパーク?ジョーズ?インディージョーンズ?どれもありえないでしょ。。。)
私 「1日何回吸入されていましたか?」
患者 「1日1回で2吸入です。」
私 「それって、スピリーバではないですか?」
患者 「あっそうそう。たしかそんな名前でした。」
私 「そうでしょうね。。。」(似てるか?スピルバーグと。。。) 

ディーン・フジオカが好きな女子の会話
患者 「昨日見た?デーン・フジオカのやつ。」
看護師 「あーあのモンテルカストね。見た見た。」
私 (おいおい、モンテルカスト(シングレアの一般名)は薬だろーよ。モンテ・クリスト伯だろ。)
患者 「そうそう、モンテ何とか。ストーリーがぞくぞくするのよね。」
看護師 「そうでしょ!私もモンテルカスト大好きなの。」
私 (おいおい、大好きなんだったら間違えるなよ!ここで指摘すべきなのか?モンテ・クリスト伯だよって。)

と、こんな事を考えながら診察をしている毎日なのでした。

2018.06.07.

野菜の摂り方

皆さん、こんにちは^^
ついに関西も梅雨になりました。本日は梅雨の中休みでしょうか。
でも、この週末は再び激しい雨のようなので、気を付けましょう。
さて、以前に野菜ジュースは野菜の代わりにならないと書いたところ、コメントをいただきました。
そこで、今回は簡単で効率の良い野菜の摂り方を紹介します。

野菜の摂取量は日々不足しています。『健康日本21』でも1日の野菜の摂取目標量を350gと定めていますが、実際に摂取できている方は少ないのが現実です。『平成28年 国民健康・栄養調査』の結果では、「野菜摂取量の平均値は 276.5g(男性:283.7g、女性:270.5g)であり、この10年間で有意に減少している」と報告されています。

最近では、「ベジファースト」という言葉が皆さんの間にも浸透してきています。これは言葉通り、「食事の最初に野菜を食べる」ということです。これによって以下の3つが期待できるのです。

(1)ビタミンやミネラルなどの栄養素の補給
緑黄色野菜に含まれる抗酸化ビタミンであるβ-カロテン(ビタミンA)やビタミンE、ビタミンCをはじめ、ナトリウムの排泄作用があるカリウム、ミネラルが摂取できます。

(2)血糖値の上昇緩和と脂質の吸収阻害
食物繊維は、水溶性と不溶性の2種類があり、水溶性食物繊維の摂取は糖の吸収を緩やかにし、血糖値の急上昇の抑制や脂質の吸収阻害に効果的です。また、不溶性食物繊維は、腸内の善玉菌を増やす働きに効果が期待できます。

(3)料理のカサや噛みごたえが増加
低カロリーである野菜は、カロリーや脂質などを気にせず、料理のボリュームや噛みごたえを増やすことができます。これにより食べ過ぎを予防する働きがあります。

しかし、皆さんに「野菜を食べましょう」と伝えた場合、実行するハードルが高いと感じる方が多くいます。原因としては、①野菜を切るのが面倒くさい、切れない、②外食で野菜(サラダ)を頼むと食費がかさむ、②野菜が苦手、が挙げられますが、今回は、①や②のハードルを下げるコツを紹介します。

まず、プチトマトやキュウリなどの野菜は、洗ったらそのまま食べることができる「そのまま野菜」です。コンビニやスーパーでも手軽に手に入り、価格も安定しているため、こうした野菜を冷蔵庫にストックしておくことや、外出先で購入することをお勧めします。
さらに、カット野菜を利用しましょう。カット野菜は「栄養価がないのでは?」と懸念される方もいますが、各社のデータによるとビタミンやミネラルの残存率も比較的高いと報告されています。何より、食物繊維は残っているので、「『繊維』を食べる」、「ボリュームを増やす」と考えると食べるメリットが出てくると思います。また、価格が安定しているため、購入しやすいのも特徴です。即席ラーメンなどに入れる際は、袋を開けて電子レンジで1分ほど加熱することで、ボリュームが抑えられ、たっぷりと入れることができます。
また、カット野菜にドレッシングをかけ、そのまま食べるのも良いと思いますが、せっかくなので、栄養補給を考慮し、ナッツやサラダチキン、ゆで卵などを投入してみましょう。たんぱく質やビタミンなどが補給できる即席サラダが作れます。さらに、オリーブオイルを加えることで、余計な塩分を抑えることも可能です。

こうした野菜の食べ方は、栄養バランスが全て整うとは言い切れませんが、野菜を食べる習慣を促す第一歩になります。
是非、始めてみてくださ
いね!

2018.06.05.

夢の特効薬

皆さん、こんにちは^^
関西もいよいよ梅雨入りとなりそうですね。ムシムシ感、満載です。
さて、本日は夢の特効薬が出来るかものお話です。

英国の研究グループが、風邪に効く候補物質を開発したと発表しました。ヒトの細胞を用いた実験で、この物質によって風邪の原因となるライノウイルスの複製を阻害し、ウイルスがヒトの細胞を支配するのを防ぐことに成功したということです。

研究を率いた英インペリアル・カレッジ・ロンドンのEd Tate氏は、「風邪は多くの人にとってただ不都合なだけのものだが、喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの疾患のある人にとっては重篤な合併症を引き起こすこともある」と述べ、「このような薬剤は、感染初期に投与すれば極めて有益であると考えられ、われわれは薬剤がすばやく肺に到達するように吸入剤の開発に取り組んでいる」と付け加えています。

風邪を引き起こすウイルスには何百種類もの変異株が存在し、急速に進化して薬剤への耐性を獲得するため、その全てに対して完全な免疫を得ることやワクチンを接種することはほぼ不可能なのです。そのため現在、風邪に効く特効薬はありません。もし特効薬を開発したらノーベル賞ものとも言われています。
そこで代わりに、鼻づまり、喉の痛み、発熱などの症状の緩和に重点を置いた対症療法が行われているのです。

ちょっと難しい話ですが、風邪の原因となるウイルスは全てN-ミリストイルトランスフェラーゼと呼ばれるヒト細胞内の酵素に頼って自らを複製しているのです。ウイルスはこの酵素を利用して脂質修飾(N-ミリストイル化)されたタンパク質を乗っ取り、DNAを保護する外殻を形成します。今回開発された物質(IMP-1088)はこのN-ミリストイル化を阻害してウイルスの複製を防止するもので、「抵抗不可能な」風邪の治療薬として有望なものであると研究グループは考えているのです。

以前には、ヒトの細胞に作用するように作られた物質で毒性が認められたものもありますが、研究者らによればIMP-1088はヒトの細胞に対して安全であると考えられるというこのです。ただし、この結果を裏付けるにはさらに研究を重ねる必要があるとTate氏は述べており、「この薬剤の作用機序から、有害な副作用の危険性を最小限に抑えるには、原因が異なる類縁疾患ではなく、確実に風邪のウイルスに対してこの薬を使用する必要がある」と指摘しています。研究グループは動物実験の後にヒトを対象とする試験に進む予定ですが、動物で認められた結果は必ずしもヒトで再現できない場合もあるのです。

果たして、ノーベル賞に値する風邪の特効薬は出来るのでしょうか?
楽しみです。

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