あれこれブログ
2020.01.31.
寝不足の影響は深刻
皆さん、こんにちは^^
本日で1月もあっという間に終わり、明日から2月。
世間では新型コロナウイルスのニュースで溢れていますが、 あまり騒ぐ必要はないと思います。
インフルエンザの予防と同じです。
うがい、手洗い、マスクできちんと予防すれば大丈夫ですから。
さて、今回の話題は寝不足の影響に関するお話です。
寝不足で頭が働かないと感じるのは、気のせいではないようです。睡眠不足がもたらす脳への影響は、これまで考えられていたよりもはるかに深刻であることが、米ミシガン州立大学の睡眠・学習ラボ(Sleep and Learning Lab)の研究で示されました。睡眠不足が認知機能に与える影響は注意力だけにとどまらず、予想以上に大きな危険を伴うことが分かったということです。
今回、計138人の参加者のうち77人には一晩中眠らずに起きていてもらい、61人には自宅で普段通りの睡眠を取ってもらい、認知機能を比較する実験を行いました。全ての参加者には、実験当日の夕方と翌朝に2つの認知機能に関するテストを実施し、一方では、光に反応してボタンを押すまでの時間を測定して注意力を評価。さらに、途中で作業を中断されても、1つのタスクを完了させるために複数の手順を踏むことを指す「プレースキーピング」の能力を評価しました。
その結果、睡眠不足のグループでは、作業が中断された後にプレースキーピングエラーを起こす確率は、実験当日の夕方には15%だったのに対し、翌朝には30%にまで急上昇したことが分かりました。一方、自宅で普段通りに眠ったグループでは、実験当日の夕方と翌朝でエラーを起こす確率に変化は見られませんでした。
代表者は「睡眠不足の人は、何をするにも十分に注意を払う必要があり、大きなミスなどはしないと思ってはいけない。とりわけ自動車を運転する際には、そうしたミスが悲劇的な結果をもたらすことも少なくない。睡眠不足は、仕事や生活のあらゆる面に多大な損失をもたらすことを知っておくべきだ」と警鐘を鳴らしています。
人によって最適な睡眠時間は違うので、朝スッキリと目覚める睡眠時間を探してみてくださいね。
2020.01.24.
超悪玉コレステロール
皆さん、こんにちは^^
中国は新型コロナウイルスの話題で大変ですが、日本は暖冬のせいもあり予想外にインフルエンザの発生が例年より少ない感じです。
このまま春になるとは思いませんが、雪があるべきところに無いのも寂しい気がします。
さて、本日の話題は超悪玉コレステロールについてです。
動脈硬化は、高血圧、脂質異常症、糖尿病などによってダメージを受けた血管壁に、LDL(悪玉コレステロール)が入り込むことで進行します。
通常、LDLはコレステロールを肝臓から末梢に運んでいますが、生活習慣病の人には、血管壁に入り込みやすい、小型で密度の高いLDL(small dense LDL)が存在するのです。これは、“超悪玉コレステロール”とも呼ばれ、近年注目を集めています。このsmall dense LDLが、動脈硬化を強力に誘発すると考えられ、血清脂質値が正常にもかかわらず、動脈硬化を引き起こした例も報告されています。
血管壁に入り込んだLDLは、「酸化」されることで白血球のターゲットとなり、プラークの形成をもたらいします。LDLの酸化反応は、身近な食品中にも含まれる「酸化コレステロール」によって促進され、特にsmall dense LDLは酸化されやすいのです。
つまり、動脈硬化を防ぐためには、酸化コレステロールが多く含まれる食品を避けたほうがよいと言えるでしょう。
例えとして、焼き鳥の皮の部分、インスタントラーメンの麺、マーガリンやマヨネーズの変色した部分、二度揚げされた揚げ物、漬け込み保存された魚卵、加工肉食品、するめやビーフジャーキーなどUV照射を受けた食品などが挙げられます。
酸化コレステロールについてはさまざまな研究が行われていますが、まだ解明できていない点も多く、現行の治療ガイドラインには記載されていません。バイオマーカーや治療標的として利用するためには、引き続き研究を重ねる必要があるのです。
つまり、現時点で酸化コレステロールを特異的に下げる薬はまだないので、まずは酸化コレステロールの摂取を避け、食事療法と運動療法を組み合せた生活習慣の改善が重要ということです。
2020.01.18.
朝食を抜くと、、、
皆さん、こんにちは^^
本日はセンター試験。特に東日本は今季最大の冷え込み。
健康には十分留意してもらいたいものです。
我々の時代は、「共通一次試験」でしたが、時代の流れを感じます。
さて、今回は朝食を抜くとどうなるのかをお届けします。
「食べる量を減らすために、朝食は抜いてしまおう」と、ついつい考えてしまいがちですが、実は朝食を抜くと体重はかえって増加しやすくなってしまいます。これは、最近になって名古屋大学の研究チームにより解明されました。
理由は、体内のエネルギー代謝をつかさどる「時計遺伝子」と、「脂質代謝を担う遺伝子」に狂いが生じたことが原因でした。また、活動期になっても上がるはずの体温も上がってこないという症状もありました。
つまり、朝食を抜くことで「体内時計」に異常が生じ、エネルギーをあまり消費しない体になってしまうのです。また朝食をとらないと空腹の時間がより長くなってしまうので、その反動が昼食や夕食のドカ食いへとつながってしまう危険性も大きくなります。
ダイエットのためにも、朝食は必ずとりましょう。しかし、だからといって油断をして糖質をとりすぎてしまうと、その後の空腹感を導いてしまいます。朝食では、なるべく不足しがちな栄養素である食物繊維やビタミン、ミネラルを含んだ食事になるよう心がけましょうね!