あれこれブログ

2020.04.30.

新型コロナのワクチン

皆さん、こんにちは^^
緊急事態宣言が延期かどうか議論されておりますが、医師会も全国知事会も延長を望んでいるのに、なんでさっさと決めないのでしょうか?
アメリカやフランスのように経済優先で介助したら、必ず第2波がやってきますよ。
さて、最近コロナの話題ばかりですが、本日は少し明るい話題です。

米ナスダックに上場している中国のバイオ医薬品企業シノバック・バイオテックは、開発中の新型コロナウイルス向けワクチンが、サルを対象とした動物実験で初めて「大きな予防効果」を発揮したと発表しました。
同社によるとアカゲザル8匹を対象にした実験で、開発中のワクチンを4匹には多めに、残る4匹には少なめに投与し、3週間後に新型コロナウイルスにさらしましたが、8匹とも発症しませんでした。ワクチンを多めに与えられた4匹では、ウイルスへの暴露から7日目に肺の中でウイルスが確認されましたが、「検出できないほど」わずかな量でした。一方、ワクチンを少なめに与えられた4匹では体内でウイルス量の増加がみられましたが、自然に制御されたとみられています。他方、ワクチンを全く与えなかった別の4匹は発症し、重い肺炎に見舞われました。

同社は世界の研究者らによる査読を受けていない状態で19日、この結果を「バイオアーカイブ(bioRxiv)」で発表。その3日前には人間を対象とした臨床実験を開始しています。米マウントサイナイ・アイカーン医科大学のウイルス学者、クラマー氏はシノバック・バイオテックのワクチンについて「現時点で候補として挙がっているワクチンの中で初めて重大な前臨床試験データを目にした」と述べています。また、同氏はTwitterへの投稿で、このワクチンで不活化ウイルスを用いる方法は「昔からある技術」で、量産体制を整えやすいと指摘しています。

ただし、不活化ウイルスを使用したワクチンでは安定した効果を得るために追加接種が必要であり、またシノバックの開発ワクチンが「長期の予防効果」をもたらすものかどうかは現時点では不明です。また、同ワクチンの第3段階の臨床試験には、新型コロナウイルスの発症者および、これまでに感染したことのないボランティアが必要なのです。

これまでに世界で約300万人以上が感染し、20万人以上が死亡している新型コロナウイルスに対するワクチンは今のところまだ開発されていません。世界保健機関は、新型コロナウイルスのワクチン開発には1年~1年半を要するとしていますが、このワクチンが早期実用化できるのを期待しています。

2020.04.21.

休校は本当に有効なのか?

皆さん、こんにちは^^
平野区のお隣の生野区の病院でクラスター感染が発生しました。
その病院だけで、84人もの感染者が確認されています。
病院の対策はどうなっていたのでしょうか?
さて、本日は以前に私がも問題視していた「休校」についてお届けします。

安倍首相が、2月27日、新型コロナウイルス感染症の拡大抑制の目的で、全国一斉の小中高校の臨時休校を要請しました。その要請を受けて全国の小中高校がほぼ一斉に3月2日の週から臨時休校となりました。
安倍首相による休校宣言の後も、国内の感染者数は増加を続けたのは皆さんご存じの通りです。その結果、4月7日、7都道府県で緊急事態宣言、4月16日には、全国一律の緊急事態宣言となりました。7都道府県では、ようやく新学期が始まると喜んだ矢先の緊急事態宣言。2カ月間、日本中のほとんどの小中高生が、感染症への恐怖を抱え、学校にも行けず、友だちにも会えず、家で勉強しなさいと強要され続けているのです。

緊急事態宣言前に行われた突然の全国一斉の休校宣言にどれほどのメリットがあったのか? そして、そのメリットのためにどれほどの犠牲を強いられたのかとつらつら考え続けたこの1カ月半でした。(2月28日のブログ「疑問」を参照してください)とはいえ、感染拡大の予防効果があるのであれば、受け入れざるを得ません。海外でも多くの国が休校に踏み切っているのですから、さぞかし予防効果もあるのだろうと信じたかったのですが、実はそうではないらしいのです。

4月6日にLancet Child Adolesc Health誌に掲載された、新型コロナを含むコロナウイルスのアウトブレイク時に学校閉鎖が有効かを考察するシステマティックレビューを読んで、無力感にさいなまれ、さらに大きなため息をついてしまいました。
同論文によると、全世界で3月18日までに休校が行われたのは107カ国。しかし、急ぎ行われた15論文の精査で、休校による感染拡大の予防効果が示されていたのは、英国で行われたモデル研究1本のみで、その論文で示された死亡者減少効果も2~4%と限定的。感染者の隔離などの他の対策と比して、その効果はとても低いとの結論だったのです。
さらに同論文は、保護者の職務継続が困難になること、また、その経済的な損出が莫大であることも指摘しています。過去に米国で行われた研究では、8週間の休校により、GDPの3%相当の損出があると指摘されています。加えて、休校中の子どもの面倒を見る高齢者への感染リスクが増す危険性もあるのです。

楽しみにしていた学校行事が中止、もしくは開催のめどが立たず元気が出ない子供たちに、こんな論文があると伝えるのは忍びありませんが、大人には是非知っていてほしい。そして、論文は「新型コロナに関しては休校の効果は不明確であることを、政治家は理解すべき」とまとめています。

安倍ちゃんに誰か伝えて!

2020.04.18.

デマ情報にご用心

皆さん、こんにちは^^
朝からの雨も上がり、いい天気になってきました。
相変わらずのコロナですが、緊急事態宣言も全国が対象となり、不安が広がっています。
そんな時に、デマ情報にご用心の話題です。

緊急事態宣言を発表した安倍総理の記者会見では、SNSを中心に、いわゆるデマが拡散し、人々を不安に陥れていることが指摘されていました。健康食品や特定の食品でも、あたかも新型コロナウイルスに効くかのような宣伝文句で商品を販売する業者が現れ、消費者庁が注意を呼び掛けています。

例えば、「ビタミンCはコロナウイルスから体を守る」、「マヌカハニーサプリでコロナウイルス対策」、「あおさで新型コロナ対策」、「感染予防サプリメント、ビタミンD」などなど。

いまだに治療薬やワクチンさえ開発されていないウイルスに対して、本当に効くのかどうか客観的な評価がなされていないものばかりです。消費者庁では改善要請、一般消費者への注意喚起を行っていますが、宣伝文句を鵜呑みにしてそのような商品を衝動的に購入しないよう、お気をつけくださいね。

2020.04.16.

新型コロナとBCG

皆さん、こんにちは^^
とってもポカポカ陽気ですね。
ですが、新型コロナは一向に収まりませんね。
さて、本日は噂にもなった新型コロナとBCGの関係をお届けします。
少し長くなりますが、最後までお読みくださいね。

BCGワクチンが新型コロナウイルス感染症の予防に役立つかもしれないという仮説があります。
BCGワクチンは他のワクチンと違って接種方法が独特で、普通の注射針ではなく、9つの針がついた「管針」でハンコを押すように接種します。日本では定期接種なので乳児期に全員が接種の対象になっています。腕にBCGの跡が残っている方もいらっしゃるでしょう。BCGワクチンの本来の目的は結核の予防で、とくに小児期の重篤な結核に対して有効性が高いとされます。

結核の予防以外にも、BCGワクチンが効く(かもしれない)病気はいろいろあります。有名なところでは膀胱癌に対してBCGの注入療法が行われています。アレルギー疾患や結核以外の感染症にも予防的に働くという研究もあります。生きた菌を使用しており、精製されたワクチンと比べて免疫系の反応が複雑であることが、こうした様々な仮説が生み出される原因だと思います。

世界各国の新型コロナの感染の広がりのスピードは、国によって大きく違います。アメリカ合衆国やイタリアではBCGワクチンが定期接種だったことはなく、スペインでは1981年に一律の接種が中止されています。これらの国では新型コロナウイルス感染症の勢いが強く、BCGワクチンが定期接種されている日本や韓国、シンガポールでは勢いが弱いです。BCGワクチン接種が免疫系になんらかの影響を与え、新型コロナウイルスに対する防御力を強くしている可能性があります。
一方でBCG仮説に否定的な証拠もあります。フランスは2007年という比較的最近までBCGワクチン接種を行ってきましたが、ご承知の通り流行は激しいです。

決着をつける手段の一つは、BCGを接種していない人を多く集めて、ランダムにBCG接種群と対照群に振り分け、新型コロナにどれぐらい感染するのか、重症化はどれぐらいなのかを調べることです。こうしたランダム化比較試験はすでにオランダやオーストラリアなどで計画されています。

現時点で、新型コロナが怖いからとBCGワクチンを接種しに行くことは、絶対にやめましょう!まだ研究段階で効果があるかははっきりしませんし、BCGワクチンを接種しに出かけるぐらいなら家にいましょう。それに、急にはワクチンの増産はできません。ワクチンが不足して本来必要な乳児に接種できないなんてことになると本末転倒ですから。

2020.04.10.

餅は餅屋

皆さん、こんにちは^^
大阪でも何と92人の新たな新型コロナウイルスの感染者。
これから、まだまだ増えるんでしょうね。
今更言っても仕方ないですが、緊急事態宣言のタイミングは遅かったですね。
さて、気を取り直して、本日は餅は餅屋のお話です。

先日のこと。長引く咳で来院されたある女性の方。咳喘息の診断で張り薬と飲み薬、吸入薬の説明をして1週間後の来院を指示しました。
1週間後、再診に現れたその方は、咳が改善しないと浮かない表情でした。「ちゃんと吸入は出来ていますか?」と質問すると、何となく返事がはっきりしません。よくよく話を聞いてみると、どうやらステロイド吸入薬を自己判断でしていなかったことが判明。
「ステロイドの内服薬とステロイド吸入薬は、体の中に入る量が1000:1位なので、全く心配は要りませんよ。」と説明し、また2週間後に来院してもらうことになりました。

今はインターネットが普及し、患者さんが自分で様々な情報を取得できる時代です。中には、インターネット上の情報に影響されて、こちらの指導通りに治療をしないなど、自己判断で行動される患者さんもおられます。
そういったケースは、残念ながら、誤った情報を鵜呑みにしてしまっていたり、書いていることを正しく理解できていなかったりする場合がほとんどです。診ていて思うのは、やはり「専門のことは専門家に任せるのが一番」ということです。
餅は餅屋といいますが、医療に限らず、専門外のことは、専門家の意見に耳を傾けることが大切です。自分で調べたり考えたりももちろん大切ですが、そればかりに気を取られて行動してしまうと、自らの選択肢を狭める結果につながりかねません。

自分で調べようとする姿勢は尊重しつつも、間違った認識は正していくように努めている私です。人生、日々勉強!

2020.04.06.

人との接触、20分の1以下に

皆さん、こんにちは^^
どうやら安倍首相もやっと緊急事態宣言を発令する気になったようですね。
医師会は4月1日から医療危機的状況宣言を出しているというのに。
さて、本日はその新型コロナウイルスへの対応策をお届けします。

横浜市立大の佐藤教授(データサイエンス)が、新型コロナウイルスについて大阪府の状況を分析し、感染拡大を抑えるためには他人と直接接触する行動を「20分の1以下」にする必要があるとしました。
佐藤教授は感染者数の変化を解析。大阪府では3月12日ごろから、欧州からの帰国者により感染力が強いウイルスが入り、感染拡大が加速したとみています。
感染から検査で確認されるまで約2週間の時間差があるとして、2週後の予測感染者数から、現在の感染者数を推定。無症状や軽症で確認されない人も考慮し、3月30日時点で、大阪の感染者数は1500~3千人と推定しました。
4月3日から、人との接触を減らす行動をどれくらい減らせば感染拡大を抑えられるかシミュレーションすると、大阪では3.6%という計算に。一人一人が他人と接触する行動をすべて考え、それを20分の1より減らすということになります。
具体的には、
▽会議などの出席人数か回数を20分の1に。残りはメールや電話、ビデオ会議などに置き換える
▽生活に必要不可欠な店に、普段20回に行く期間に1回
▽公共交通機関に乗車する頻度か乗車時間を20分の1以下
などを挙げていますが、実際に可能なのでしょうか?皆さんは、どう思われますか?

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