あれこれブログ
2015.08.12.
院長のお気に入りVol.11 萩の家
皆さん、こんにちは^^
大阪は12日連続の猛暑日から解放されました。やれやれです。
そして多くの方は明日からお盆休みですね。
海や山のレジャーは楽しいですが、是非事故の無いように気を付けましょうね。
今回は久々に院長のお気に入りシリーズです。
さて、今回のお気に入りは、「萩の家」さん。
平野で気軽に鉄板焼きを楽しむなら、ここでしょう。場所は、平野本町商店街を西に抜けて、右折したすぐ左手です。
ここが素敵なのは、色々と工夫された鉄板焼き。
例えば、「そぼろサラダ」(下図左下)。甘辛く炊いたそぼろ肉が混ざったふわとろ卵がサラダの上に乗っています。味がしっかり付いているので、ドレッシングも入りません。野菜とそぼろと卵のバランスが最高です。
「山芋のとろとろ焼」(下図上中)も定番ですが、ネギがたっぷりで、ふわふわの生地と醤油味でお酒が進みます。
そして、「チーズパリパリ ピザ風」(下図下中)。鉄板でチーズをただ焼くだけかと思っていたら、春巻きの皮でチーズとトッピングを挟んで焼き上げます。パリパリの食感とチーズの濃厚さが、お酒のつまみにピッタリです。
さらに、「フォアグラのソテー」(下図右上)は、丁寧に焼かれたフォアグラから出た旨みを、下に引かれた焼かれた食パンが吸い取って、何とも言えない美味しさです。
最後の〆は「ミックスモダン」で決まりでしょう。
本当にお酒が進む食べ物ばかり。たかが鉄板焼きですが、されど鉄板焼きです。
ただし、特に週末は混雑必至なので、電話を入れてから訪問してくださいね。
2015.08.08.
逆流性食道炎と生活習慣
皆さん、こんにちは^^
大阪はなんと8日連続の猛暑日。
今日も暑くなりそうで記録更新しそうです。。。
さて、今日の話題は長引く咳の原因としてもHPで紹介していますが、逆流性食道炎について。
胸やけ、ゲップ、胸の痛み、喉の違和感、声枯れなどの症状はありませんか?
上記の症状があれば、それは「逆流性食道炎」かもしれません。逆流性食道炎は、食べたものを消化する強い酸性の胃酸が、食道に逆流して、食道が炎症を起こし、粘膜がただれたり、潰瘍を生じたりする病気です。1回の食事で分泌される胃酸の量は、なんと約500mLにもなるのです。
食道は胃酸に対する抵抗力が弱いため、健康な状態では、胃酸が食道に逆流しない仕組みが働いています。その主役が下部食道括約筋です。下部食道括約筋は、食道と胃のつなぎ目にある筋肉で、食べた物を飲み込む時には、ゆるんで食道から胃に食べ物が落ちるようにし、それ以外の時は、食道をしめて、胃酸が逆流しないようにしています。
逆流性食道炎に対する治療の基本は、逆流する胃酸の量を減らすことで、非常に効き目の良い薬はありますが、様々な症状の予防には生活習慣の改善も大切です。
まず、食べ過ぎや油っこいものは、下部食道括約筋を緩めてしまうので、胃酸が逆流しやすくなります。ですから、腹八分目、七分目を目処にしましょう。ゆっくり食べると、食べ過ぎも防ぐことにもつながります。
その他、炭酸飲料やアルコールも下部食道括約筋を緩めてしまうので注意が必要です。
また、過食によって肥満になると、腹圧の上昇によって逆流しやすくなるとも考えられます。
食物摂取後の胃排出時間は約2~4時間なので、食後すぐに横になると胃酸の逆流が起こりやすくなります。
さらに、食べ物によっても胃に留まる時間は異なります。胃排出時間が早い順番は以下の通りです。
1. ごはんやパンなどの炭水化物(糖質)
2. 肉や魚などのたんぱく質
3. 揚げ物などの脂肪(脂質)
どうしても遅い時間での食事が避けられない場合には、胃排出時間の早い食べ物をできるだけ控えて摂るようにしましょうね。
2015.08.03.
ファストフードと喘息①
皆さん、こんにちは^^
暑い日が続いていますね。
7月20日からの1週間で熱中症で救急搬送された方は7,000人以上!
私は大丈夫と過信せずに、温度・湿度管理と水分補給はこまめに行いましょう。
さて、今回の話題は、「ファストフードと喘息」です。
ファストフードが喘息やアレルギーに悪い影響を与えているという説があります。特に妊娠中の母親の食事が子供に影響するのではないかという観点から、アメリカの母子を対象にした研究が行われました。
研究班は、ロサンゼルスの1,201組の母子を対象として、妊娠時のファストフード摂取量を出生後に聞き取り、子供が生後3.5年時点での喘息および鼻炎と関連があるかどうかを統計解析しました。
その結果、母親が出生前に毎日ファストフードを食べていたと答えた場合、子供に重症の喘息症状があることが多くなっていました。また、ファストフードを食べていた頻度が高いほど、子供の重症喘息のリスクが大きい傾向もあることも報告されました。
研究班は「これらの結果は、母親の食事によるファストフードへの子宮内での頻繁な曝露が、幼い子供において喘息症状発症のリスク因子である可能性を示唆する」と結論しています。
この研究の方法では、母親がファストフードを食べた背景に未知の要因があり、その要因が子供の喘息に影響した可能性も否定できません。ですから、ファストフードと喘息の関係はこの結果だけから確かとは言えませんが、別の面から見ると、妊娠中の母親の肥満や栄養状態が子供に影響するという説もあり、また妊娠中は妊娠糖尿病のリスクもあります。
しかし、妊娠中の食事を考える上で、ひとつの要素として参考になるかもしれません。
それにしても、妊娠中に毎日ファストフードを食べるなんて、いかにもアメリカ人らしいですね。
2015.07.27.
ペットボトル症候群
皆さん、こんにちは^^
本日も暑い1日でした。
こんな日は、ついつい清涼飲料水をガブガブと飲んでしまいがちです。
しかし、その清涼飲料水のペットボトルに非常に危険な罠があるとしたら、、、
「ペットボトル症候群」、一度聞いたら頭に残る印象的な名前です。この病気の恐ろしいところは、それまで健康だと思っていた若い人、小学生までもが、ソフトドリンクの飲み過ぎで突然発症してしまうところです。
ペットボトル症候群、正式には「清涼飲料水ケトーシス」と呼ばれるこの病気は、糖分を過剰摂取してしまうことが原因となり、吐き気、腹痛、意識がもうろうとするなどの症状が出るものです。糖尿病と関連がある病気で、それまで糖尿病と診断されていなくても、その傾向がある人に発症することが多いとされています。
一般的なソフトドリンク1本(500ml)には、50~70g程度の糖分が含まれており、これは角砂糖15個分に相当します。一杯の紅茶に角砂糖5個を入れた甘さですが、特に炭酸飲料の場合にはその甘さを感じづらいために沢山飲んでしまうのです。
これが2リットルだと角砂糖60個相当ですから、およそ1000キロカロリー。1日の必要カロリーの半分にも及びます。食事量が1000キロカロリー増えたら「食べ過ぎかな…」と気付きますが、飲料の場合には気付きにくいという点が問題になります。
体は糖質を処理するための「インスリン」を分泌するのですが、これほどのカロリーを純粋に糖分だけから摂取すると、その糖分を「インスリン」が処理しきれなくなり、「ケトアシドーシス(ケトン体が増えて血液が酸性となる)」と呼ばれる状態に陥ってしまうのです。
さらに、この病気の怖い点は、
ソフトドリンクを飲む → 血糖値が上がる → のどが渇く → 余計にドリンクを飲む→
血糖値が上がる → インスリンホルモンが働かなくなる → 余計に血糖値が上がる
という、悪循環が隠れているところにあります。
ソフトドリンクを水やお茶に替えたり、カロリーゼロ飲料を選んだり、血糖値の上昇を防いでペットボトル症候群を予防することができます。
大きなサイズのペットボトルを机に置いての作業が習慣化してしまっている方、周囲にいませんか?
2015.07.21.
夏の喘息症状悪化に要注意
皆さん、こんにちは^^
本日もとてもいい天気で、ちょっと大工仕事をしていたら汗だくでした。
近畿地方もついに梅雨明けで、いよいよ夏本番です。
気象庁が発表した予報によると、今年の夏は、関東以西で平年よりも暑い夏になる確率が高くなっているようです。
さて、喘息症状に関しては比較的に安定する夏ですが、エアコンなどの使用により冷気や内部に発生するカビ、フィルターについたままのほこりなどが原因で症状発現・悪化することがあります。
高湿度の環境において、種々のアレルゲン(ほこり、ダニ、真菌(カビ)など)に曝露することは、喘息の重症化を招きます。
また、海外では、真菌は、急性増悪、重症化、喘息死に関係していると報告されています。
このメカニズムとしては、カビやほこりを吸い込むことで、これらが直接刺激となり気管支が収縮することや、カビの細胞壁成分であるβ-グルカンやカビ毒、胞子などが免疫系を刺激・抑制し、喘息発作を引き起こすことが原因であると考えられています。
喘息患者さまの気道は、慢性的な炎症により気道過敏性が亢進しており、健康成人では影響されない刺激によっても症状が発現・悪化しやすい状態になっているのです。
ですから、夏だからと言って安心しすぎてはいけません。
部屋やエアコンをこまめに清掃し、急激な冷房を避けて、少しでも自覚症状があるようなら早めに受診して下さいね。
2015.07.17.
地車囃子の様子をアップしました
2015.07.14.
地車囃子、ありがとうございました
皆さん、こんにちは^^
日差しはまるで夏。アスファルトからは陽炎。
熱中症にはくれぐれもご用心ください。
さて、昨日ですが、野堂東組の皆さまによる地車囃子が無事に終わりました。
昨日も非常に暑かったですが、本当にありがとうございました。
老健施設に入所中の方も、デイサービスの利用者の方も、クリニックに通院されている患者さまも、皆さん大変喜んでおられました。
中には感激されて、泣き出す方もおられました。
スタッフのご家族の方も来られて、本当に素晴らしい時間を共有することが出来ました。
また、改めて地車囃子の写真コーナーをアップしたいと思います。
取り急ぎ、野堂東組の皆さまに御礼まで。
P.S. 色々な事情があるのは十分分かってはおりますが、来年は出来れば出来たら出来ましたら日曜日に是非お願いします。
2015.07.08.
食事とCOPD予防
皆さん、こんにちは^^
なでしこジャパンは準優勝に終わり、昨日の七夕も雨で天の川は見れず。
ちょっと残念な出来事が続いていますが、沈んでばかりはいられません。
今週末は地車なので、完璧な準備を目指します!
お近くの方も是非遊びに来てくださいね。
さて、今回は「食事内容でCOPD(慢性閉塞性肺疾患)が予防できる」という話題です。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは気管支や肺胞がダメージをうけて、正常な呼吸ができなくなっている状態です。詳細はこちら。
原因のほとんどが長期間の喫煙であるため、禁煙することがもっとも重要な予防法でした。 今回、米国の研究チームが「質の高い」食事をすることでCOPDの発症リスクを減らす可能性があることを報告しました。
この調査は、米国の約12万人の中で、この調査期間中にCOPDと診断された患者(女性723例、男性167例)を対象にCOPDの発症とそのリスク要因を分析しています。
分析の結果、健康的であるとされる食品の摂取は不健康を及ぼすとされる食品に比べるとCOPDの発症リスクを低下させることが判明しました。
「質の高い」食事とは、全粒粉(小麦粉の一種。小麦の表皮、胚芽、胚乳をすべて粉にしたもの)、多価不飽和脂肪酸の多い食品、ナッツ、長鎖オメガ3脂肪酸の多い食品などの健康的な食品を含んだもので、「質の低い」食事とは、赤身や加工肉、精製された穀物、糖分の多い飲料水などの不健康な食品を含んだものです。
この傾向はCOPD発症の主たる原因である喫煙歴に関わらず見受けられました。
研究チームは「COPDの発症を抑えるために食事の内容(不健康な食品を避け、健康的な食品を摂取する)を変えるといった多方面の介入が重要である」と主張しています。
COPDの大きな原因である喫煙を控えるだけでなく、食生活の見直しも大切な予防法かもしれませんね。
2015.07.04.
月下美人
皆さん、こんにちは^^
6月末から咳喘息の患者さまの来院が増えているように思います。
気温の変化や梅雨前線の影響による気圧の関係かもしれません。
花粉症が落ち着いている時期だけに、長引く咳にはご用心ください。
さて、本日は「月下美人」のお話です。
夜から咲き始めて、翌朝には萎んでしまうという何とも儚く、それでいて美しい花。
名前は知っていましたが、初めて実物を見させていただきました。
ボランティア花作りの会「コットン平野」に携わっている患者さまから連絡を頂きました。
平野公園の南西でやられているのですが、到着したのは20時半くらい。
ライティングされた月下美人はまだ満開ではありませんでしたが、非常に美しかったです。
そして、甘い香りがしていました。
まさに「月下美人」の名前に相応しい見事な咲きっぷりでした。
が、空腹感には勝てず、30分で帰宅。
再度、22時半くらいにお伺いした時には、皆さんがご帰宅でした。
ライティングはされていませんでしたが、満開の月下美人にしばし見とれていました。
貴重な体験をさせて頂き、感謝です。ありがとうございました。
2015.06.30.
今年も半年が終わりました
皆さん、こんにちは^^
大阪も今夜からは梅雨らしい雨になりそうです。
本日で、今年も半分終わってしまいました。
皆さんにとっては、どんな半年でしたでしょうか?
私には本当にあっと言う間の半年でした。
そして、色々なことがありました。
本当に時間が経つのが早いなって思います。
きっと、それだけ歳をとったのでしょう。
でも、自分なりには非常に充実した半年でした。
多くの長引く咳でお困りの患者さまがホームページを見て来院していただきました。
最初は1日に10ページビュー位しかなかったですが、最近は100~200ページビューもしていただいています。
ありがたいことです。
クリニックの院長として就任して、1年半。
これからもしっかりと地域に根差した医療を行っていきたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします^^