あれこれブログ
2019.07.30.
院長のお気に入りVol.22 きむら商店
皆さん、こんにちは^^
いやはや、暑い!外に立っているだけでも、汗が噴き出してきます。
まとわりつくような暑さです。
でも、暑さに負けずに、久々の院長のお気に入りを行っちゃいましょう!
本日のご紹介は「きむら商店」さん。
ご夫婦で営まれている、店内カウンターと店外テーブル1個のこじんまりとしたお店です。
場所は、クリニックからビス平野を目指して商店街を進んで、出口の近くの左手にあります。
ここのお勧めは、もちろん「いか焼き」なのですが、いつも食べてるので、写真は撮るの忘れてました。
いか焼きが美味しいのは言うまでもないのですが、ここの凄いところは1品料理が豊富ということなのです。
メニューの一部を載せていますが、これだけではないのです。
カウンターの上からメニューの隣からいたるところに1品料理のメニューがいっぱい!
しかも、お酒のあてになる量なので、いろいろな料理が楽しめちゃいます。
焼き物から、揚げ物、おでん、麺類、そして肉吸いまで。
ちなみに、この日は、いか焼き→アジフライ→餃子→鶏唐→蒸し豚→韓国冷麺でした。
最近は、肉吸いにはまってます。最初は一味をかけて、その後、おろししょうがをたっぷり入れて味変です。
いか焼きのお持ち帰りだけもやってますので、是非お立ち寄りください。
院長のお気に入りVol.21 蘭蘭
2019.07.29.
子供の熱中症
皆さん、こんにちは^^
大阪でもやっと梅雨が明けて、いよいよ夏本番の始まりです。
何回も書きますが、これからの時期は熱中症に気を付けてくださいね。
今回は、子供の熱中症にスポットを当ててみました。
先月後半から急に暑くなってきました。熱中症のニュースも、ちらほら耳にします。熱中症といえば、夏真っ盛りのイメージかもしれません。ですが、熱中症のリスクは、ただ気温が高いことだけではありません。湿度が高いと発症しやすく、また、体がまだ暑さに慣れていない時期もリスクは高くなります。
これらの条件がそろい始めるのが、この季節。梅雨明けあたりからは、特に注意が必要です。消防庁によると、記録的猛暑となった昨年は、全国で過去最多の9万5000人超(5~9月)が熱中症になり、救急搬送されました。患者数を見ると、6月後半から増え始め、7月がピークとなっています。
熱中症といえば、高齢者のイメージが強いかもしれません。実際、昨年、熱中症で救急搬送された方の年齢も、65歳以上が48%と約半数を占めています。ただ、その一方で、子供もまた、熱中症にかかりやすいことも知っておいて下さい。
子供は、体温を調節する機能が未熟で、汗腺も十分に発達していないため、大人と比べ、体温が上がりやすいのです。また、体に占める水分の割合が大人よりも大きく、代謝が活発なため、汗や尿として体から出る水分も多いという特徴があります。そのため、脱水になりやすいことも、熱中症のリスクになります。
もう一つ、強調しておきたい点があります。子供の中でも、特に小学生以上の場合に、重症化しやすいことです。昨年のデータでも、熱中症で救急搬送に至った子供の多くは7~17歳で、全年齢の14%。これに対し、7歳未満は1%でした。乳幼児は保護者が見守っていて、無理させないことが多いためと考えられますが、言い換えれば、乳幼児の熱中症予防は保護者にゆだねられているともいえます。
まず、小学校入学前までの子供特有の注意点を、お伝えします。まず、大人より背が低いため、同じ場所にいても、大人よりも地表からの照り返しを強く受けます。ベビーカーに乗っている子供も同じです。夏のアスファルトからの照り返しは、非常に高温になります。ベビーカーには、直射日光から子供を守る 覆いが必須ですが、それだけでは熱をさえぎることができないのです。
また、小さな子供は体の不調を正確に訴えることができず、遊びに夢中になるとギリギリまで無理をしてしまうため、熱中症のサインに気づくのが遅れがちです。休憩や水分補給は、本人任せではなく、大人が20~30分ごとに促すことが必要です。
小学生から高校生くらいまでの青少年の熱中症の多くは、スポーツ時に発症しています。野球などの球技や陸上競技など、グラウンドで行うスポーツが多いといわれています。しかし、日差しのない屋内でも安心はできません。特に、体育館は風もなく、閉め切っていることもあり、熱中症のリスクが高くなります。剣道など、防具や厚い衣類を着用するスポーツでは特に注意が必要です。米国小児科学会は、「気温29度以上の運動は危険」と、中止勧告を出しています。
昨年ほどではないかもしれませんが、今年の夏も暑そうです。しっかり予防し、少しでも熱中症の患者さんが減ることを願っています。
2019.07.23.
夏場も注意、脳梗塞
皆さん、こんにちは^^
本日の昼間の暑さは、まさに夏本番という感じでしたね。
これからの季節、ますます熱中症に注意する必要がありますが、その他にも意外な病気に注意が必要です。
それが、脱水による脳梗塞なのです。
脳卒中は冬に起こりやすいと思われがちですが、脳梗塞に限ると夏の発症も実は多いのです。
国立循環器病研究センター病院の豊田副院長は「夏は汗をたくさんかくため、脱水症状から脳梗塞を起こす危険性があります。特に高齢者では注意が必要です」と警鐘を鳴らしています。
脳梗塞は、脳の血管が細くなったり、血管に血栓が詰まったりして血流が途絶えることで発症します。脳の細い血管が詰まるラクナ梗塞、太い血管が詰まるアテローム血栓性脳梗塞など動脈硬化が原因となるものと、心房細動など心臓の病気が原因となって起こる心原性脳塞栓症があります。夏に比較的多いのは、動脈硬化が原因のラクナ梗塞とアテローム梗塞なのです。
「気温が高い夏は汗の量が増え、特に高齢者では簡単に脱水に至ります。脱水状態に陥ると、血液中の水分量も減少して血液がドロドロになり、血液の塊である血栓が生じやすくなります。この血栓が、動脈硬化により狭くなった血管を詰まらせるのです」と豊田副院長は説明しています。高血圧や高脂血症、糖尿病や肥満などがあると、動脈硬化が進みやすく、更に注意が必要です。
夏の脳梗塞予防では、小まめな水分補給が重要です。「高齢者では喉の渇きや暑さの感じ方が鈍くなる傾向が見られ、気付かぬうちに脱水になってしまうことがあります」と豊田副院長は指摘しています。アルコールには利尿作用があり、尿量が増えるので脱水の原因にもなります。運動後や入浴後はビールではなく、利尿作用の少ない麦茶や水などがお勧めです。また、人は睡眠中にも180mLほどの汗をかくので、就寝前や起床後にコップ1杯の水を飲むことをお勧めします。さらに、気温が高い日中の外出や炎天下での活動は避け、外出時には帽子や日傘などで直射日光を避けるよう心掛けましょう。脳梗塞を起こすと、突然、片方の腕や脚に力が入らなくなり、物がつかめない、歩けない、その場に倒れるといった状態になります。また、顔の片方が垂れ下がる、ろれつが回らなくなる、言葉が出なくなるなどの症状も表れます。
「発症後すぐに治療を開始すれば、後遺症もなく回復する可能性が高まります。脳梗塞が疑われる顔の麻痺(Face)、腕の麻痺(Arm)、言葉の障害(Speech)に突然見舞われたら、発症時刻を確認(Time)して、ためらわずに救急車を呼んでください」と豊田副院長。頭文字をつなげて「FAST(ファスト)」と覚え、活用してくださいね。
2019.07.18.
冷気と喘息症状
皆さん、こんにちは^^
ご無沙汰しております。というのも、、、7月1日に今まで使っていたノートPCが動かなくなったのです。
すぐにDELLのデスクトップ注文をしたのですが、届いたのは14日。
色々なソフトを再設定しながら、バックアップデータを戻し、何とか使えるようになったのが昨日でした。
(関係ありませんが、Windows10のメールは全く使えませんな。私はThunderbirdに変えました。)
さて、猛暑が予想されるこれからの季節、皆さんは家庭でのエアコン使用の機会や、職場や外出先でエアコンのきいた冷気のなかで過ごす機会が増えるのではないでしょうか。こうした状況を踏まえ、今回は冷気と喘息症状について考えてみましょう。
喘息の特徴的な病態とされている変動性の気流制限の要因である気道径の狭小化の機序のひとつとして、気道平滑筋の収縮があります。気道平滑筋の収縮の要因としてアレルゲン暴露が知られていますが、アレルゲン以外としては「外因性刺激として冷気、煙、化学物質、気象変化、内因性刺激として運動、心理的ストレスなどがあり、これらは炎症細胞からのメディエーターの遊離の促進あるいは迷走神経反射ないし軸索反射を介したアセチルコリン、神経ペプチドの遊離により平滑筋を収縮させる。」ことが知られています。(少し難しいですかね)
咳喘息、咳優位型喘息を対象に行われた調査において、咳の誘発因子として冷気が示されました。本調査では、咳優位型喘息・咳喘息140例と非喘息性遷延・慢性咳嗽54例を対象に、先行研究で示された18因子が咳を誘発するかのアンケート調査を行いました。その結果、喘息性患者、特に咳喘息患者では冷気により咳が誘発される頻度が高く、非喘息性患者と有意な差が認められました。特にこれからの季節は、クーラーによって冷えすぎた空気による咳の誘発にも注意が必要ではないでしょうか。
このような喘息患者の咳症状は、睡眠に影響を与える可能性が考えられます。喘息患者さんへの調査において、睡眠関連事象ありと回答された患者さんでは咳症状を多く経験していることが報告されました。つまり、そのような咳症状を訴える患者さんは、夜間や明け方の睡眠にも影響を受けている可能性が考えられます。
さらに、これからの季節は、皆さんが日常生活の中で冷気や外気温差に触れ、咳などの症状に苦しむ可能性があると考えられます。その際、症状に対応して、その都度吸入薬を使用するのも大切ですが、あらかじめ症状が出ない状態を目指した高いコントロールを維持することが重要ではないでしょうか。
そのためにも、症状がなくても継続的な治療をお勧めします。