あれこれブログ
2019.02.26
梅の干し方で
皆さん、こんにちは^^
今週はとっても過ごしやすい気候ですね。
でも、花粉症の方が続々と来院されています。
我慢せずに、早目早目に対応しましょうね。
さて、本日の話題は、梅の干し方で疲労回復効果が違うという話題です。
梅の干し方でポリフェノールやクエン酸の量が変わる。梅を干すときに当てる太陽光と機能性成分などの関係が、日本一の梅の産地、和歌山県の県うめ研究所(みなべ町)の研究で分かりました。太陽光を浴びた梅より、光をほぼ遮って干した梅は赤みが薄くなりますが、ポリフェノールやクエン酸が豊富になるというのです。
ポリフェノールには体の老化を食い止める抗酸化作用があり、クエン酸には疲労回復効果などがあると言われています。
研究所内で収穫した南高梅を塩漬けした後、干し上げる際に光の当て方を変えたのです。干し方は計5パターン。①ハウス内で紫外線をほぼ遮断して干す、②ハウス内で赤外線と紫外線をほぼ遮断して干す、③ハウス内で光全体をほぼ遮断して干す、④ハウス内で光を遮断せずに干す、⑤ハウス外で光を遮断せずに干す。それぞれで干した梅の色づきや成分を比較しました。
すると、光全体をほぼ遮断して干した梅はポリフェノール含有量が最も多くなり、クエン酸の含有量も他の方法で干した梅より多いことがわかりました。可視光を遮ることでポリフェノールなどの含有量が増える可能性を示しているといいます。さらに、光全体をほぼ遮断すると他の方法で干した梅より赤みが薄くなりました。干す時の可視光が梅を赤くする可能性もわかったということです。
健康志向の強い今日この頃。ひょっとして、有名な南高梅の梅干しも赤みの少ない梅干しに変わっていくのかもしれませんね。