あれこれブログ
2018.08.17
本当に「1人前」?
皆さん、こんにちは^^
お盆も終わりましたが、続々と台風がやってきて、本当に気候が変わったみたいですね。
台風が来ても残暑は厳しい模様。
以前は「夏バテ」で痩せる人が多かったですが、最近は夏でも体重が増える人が多いのです。
そこで、今回は少し食生活を見直してみましょう。
普段の食生活で、問題となってくるのが主食です。主食量を意識することで、カロリーや糖質量などに大きく違いが出てくるため、主食量についての分量をお話しする機会も多くあります。1回量を考えて食べている人も多くいると思いますが、そんな人たちでも気付かない落とし穴、「自分の1人前と外食での1人前の違い」があります。
一般的に、自宅などで食べる1人前に比べ、外食で提供される「1人前」は圧倒的に量が多くなっているのです。とくに主食(米飯、麺類、パン類)は顕著です。多くの人は、その落とし穴に気付かず、当たり前のように1人前として食べてしまい、知らないうちにバランスを崩している場合があります。また、外食での量の誘惑に負けてしまい、「ちょっと多いかな…」と思いつつ、食べる量が増えてしまうこともあります。
外食の中でも丼物、うどん、そばといった単品で急いで食べるメニューに特化し、外食の主食量をみてみましょう。牛丼並は、店によって320g、230gと設定が異なりますが、いずれにしても確実に家で食べる1膳(約150g)よりも多くなります。うどんやそばの場合も同様で、うどんは外食で420g、自宅で200gと約2倍、そばは外食で240g、自宅で170gと約1.4倍にもなるのです。
こうした丼物、麺類は「急いで食べる」シチュエーションで選ぶことが多いため、普段よりも多くの量を食べても満足感が低いことが多く、さらに「大盛り」を求める場合もあります。これを防ぐ最大の方法は、「ゆっくり食べること」なのですが、それを伝えても実行できない人のほうが多いのが実情です。
ここで食行動変化を起こさせるポイントは、「トッピングをすること」です。トッピングとしては、低カロリーでビタミンやミネラル食物繊維を含むネギやほうれん草、わかめ類、タンパク質が豊富な卵などがお薦めです。ご飯や麺の量を増やすのではなく、トッピングをすることで栄養バランスが整うほか、噛みごたえや食感の変化が生まれ、満足度を高めることができます。外食が多い人には、
「外食での主食は多く摂取しがちであること」
「せめて主食量だけは、家で食べている量を思い出して調整すること」
「丼や麺類は、トッピングをすること」
をポイントにすると、食行動が変わりやすくなりますよ。