あれこれブログ

2017.08.28.

高齢者の脱水

皆さん、こんにちは^^
まだまだ関西は暑い日が続いています。
今年5月から8月20日までに熱中症で救急搬送された人が4万5千人を超えました。
自力で受診した人を入れるとどんな数字になるのでしょうか。
そして、このうちの42.1%が高齢者の方でした。
もっと驚くことは、なんと34.3%の人が居室中(家や事務所)に熱中症にかかっていおるのです。
ということで、今回は高齢者の脱水についてお届けします。

兵庫医科大学、小児科学の教授は、2017年7月に実施した「脱水に関するアンケート調査」の結果を発表しました。

65歳以上の男女の高齢者(n=516)への「食事に含まれる水分以外で、1日にどれくらい水分を補給しているか?」という質問では、1日の必要量(1,000~1,500mL)のうち1,000mL未満と回答した高齢者が61.8%にのぼりました。必要な水分量が摂取できている高齢者はわずか38.1%でした。さらに「食事に含まれる水分以外で、1日に1,000~1,500mLの水分補給が必要だと知っている?」という質問では、「知っている」が52.3%、「知らない」が47.7%と、半数に情報が知られていませんでした。

次に「水分補給を控えたり、拒んだことがあるか?」という質問では、19.8%の高齢者が「水分補給を控えたことがある」と回答。「控えたことがある」と回答した高齢者にその理由を聞いたところ、77.7%が「トイレが心配だから」と回答し、次に25.2%が「喉の渇きを感じていなかったから」という回答でした。

30・40代の介護従事者に「高齢者の水分補給の介助は難しいと思うか?」と質問したところ、90.6%が「難しい」と回答。その理由(複数回答)として、86.7%が「本人に水分補給の意思がない(進んで飲まない)」、次いで多かったのが60.6%の「水分補給を拒否された」でした。
次に「高齢者の水分補給における工夫について」を質問したところ、複数回答で「飲み物にバリエーションを持たせる」(63.8%)、「飲み物にトロミをつける」(56.6%)、「飲み物を固める(ゼリーにする)」(46.5%)、「経口補水ゼリーを勧める」(35.1%)などの工夫が行われていたことがわかりました。また、このうち、ゼリーを勧めたことのある介護従事者331人のうち、85.8%が「ゼリーで高齢者の水分補給の介助に成功した」と回答しました。

まだまだ暑さが続く中で、高齢者には水分補給の重要さの啓発、高齢者の家族には脱水予防への配慮、介護従事者には今後の水分摂取の工夫など、さまざまな活動へのヒントを与えてくれる結果となりました。

2017.08.22.

癌はタイプミス

皆さん、こんにちは^^
関東では8月に入って21日連続雨ですが、関西は猛暑が続いています。
野菜の高騰など今後に影響を残しそうですね。
さて、今回の話題は、癌の発生はタイプミスと同じという話題です。

肺癌や胃癌は、たばこや食事などの環境要因で起きやすく予防が有効ですが、脳腫瘍や乳癌、前立腺癌など多くの癌は、細胞分裂の際に誰にでも起きる遺伝子の複製ミスが主な原因だとする研究結果を米ジョンズ・ホプキンズ大のチームが発表しました。
チームは「複製ミスは、タイプミスと同じで一定の割合で必ず起きる。癌との戦いに勝つには、予防だけでなく、早期発見が重要だ」と訴えています。

癌の原因には大きく分けて、大気汚染、喫煙、食事といった環境要因、親から受け継いだ遺伝要因、自然に起き、防ぐことの難しい遺伝子の複製ミスの三つに分けられるのです。
チームは国際癌研究機関に登録された世界69カ国の癌患者のデータベースや英国のデータなどを使って、32種の癌について三つの原因の寄与度がどの程度になるか調べました。

この結果、全体では癌を引き起こす遺伝子変異の66%は複製ミスが原因なのに対し、環境要因は29%、遺伝要因は5%であることが分かりました。
複数の変異がなければ癌を発症しないことを考慮すると、環境を改善することで癌の42%は防げると見積もっています。
種類別では、肺癌、胃癌は環境要因の寄与する度合いがそれぞれ66%、55%と高かった一方で、前立腺癌や乳癌は環境要因の割合が低かったのに対し、複製ミスが96%、83%と高くなっていました。

タイプミスと同じと言われても、しっくりしませんが、やはり早期発見が非常に大切なようです。
そのためにも、遺伝子検査がもっと手軽に安価にできる時代が来てほしいものです。

2017.08.08.

鉄分と注意力

皆さん、こんにちは^^
各地に被害を及ぼした台風5号ですが、大阪は大きな被害もなかったようですね。
今日は猛暑日の予想でしたが、台風のお蔭で、にわか雨もあって少し過ごし易い感じです。
以前は、この時期の健診は少なかったのですが、今年は異常に多い気がします。
そして、女性が結構引っかかるのが「貧血」です。

鉄分不足は特に若い女性でよく起こります。鉄分不足は血液が酸素を運ぶために必要なヘモグロビンの不足につながり、息切れや疲れやすいなどの症状を起こすことがあります。今回、アメリカのペンシルバニアで、この鉄分不足が注意力と判断力にどんな影響を与えるのか研究が行われました。

18~35歳の女性127人を対象に、鉄分不足や貧血に関係する検査値と、注意力・判断力の関連性を調査しました。注意力・判断力は、決まった課題を行ってもらい評価しました。その結果、良好な鉄分状態では、注意力や判断力が良好になりました。注意力や判断力の状態が鉄分を反映することが分かりました。これらのデータから、健康な18~35歳の女性の貧血に近い状態が注意力や判断力に影響していることが示唆されました。

無理なダイエットなどで食事のバランスを崩すことでも、日々の活動に影響を与えるかもしれません。
日頃から、レバーやほうれん草、小松菜、ヒジキなどをしっかり摂りましょう
鉄分と健康についてのさらなる研究に期待したいと思います。

2017.08.04.

院長のお気に入りVol.19 うどん我龍

皆さん、こんにちは^^
8月になって猛暑日が続いていますが、お元気ですか?
今週末は台風5号の進路が気になるところです。
今回は、しばらく休憩していた「院長のお気に入り」です。

さて、今回のお気に入りは、「うどん我龍」さん。
平野でうどんといえば「DAIKI」さんが有名ですが、新しいうどん屋さんが明日オープンします。
場所は、、、クリニックから25号線に出て、西に西に進むと左手にあります。
カウンター8席位とテーブル1席とこじんまりとしたお店です。
まだ、オープンしていないのに何でお気に入りかというと、このお店は院長のお気に入りVol.1に登場した「M’s Style」の店長さん「むらちん」が出した2号店だからなのです。
早速、プレオープンにお邪魔しました。

プレオープンなので、まだ1品はありませんが、無理を言ってつまみで天麩羅を揚げてもらいました。なすとオクラと海苔とエビ2匹。カラッと揚がっていて、サクサクでした。
そして「カレーうどん」と「鳥なんば」と「炊き込みごはん」を頂きました。
カレーうどんは実はM’s Styleの裏メニューなのですが、それよりも味が引き締まって、奥行きがありました。むらちん曰く、醤油を変えたそうです。
鳥なんばはネギ多めでお願いしました。こちらはあっさりとした醤油味に適度の甘さがあって、一味をかけてピリ辛で頂きました。
そして、炊き込みご飯もちょうどよい塩加減で、うどんの汁スープ代わりに、パクパクいけちゃいます。
ごちそうさまでした。

当分は夕方のみの営業となりますが、お昼の営業も計画されているようです。また、メニューにない「かすカレーうどん」なども出来るみたいなので、こんなのが食べたい!と我儘も聞いてくれそうですね。

うどん我龍

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