あれこれブログ

2020.02.13

マイクロプラスチック

皆さん、こんにちは^^
本日は春のような陽気ですね。ちょっと歩くと汗ばむくらいです。
しかし、世の中は新型コロナウイルスで大騒ぎ。
検疫官が感染するとは、何ともお粗末なお話。
通常勤務してるし、電車通勤としたら大問題ですよ!
さて、気分を変えて、今回はマイクロプラスチックのお話です。

海に流れ出たプラスチックごみが砕けた微小な粒「マイクロプラスチック」。有害な化学物質を吸着しやすく、生態系への影響が懸念されています。海の生きものだけでなく、すでに人間の暮らしにも深く入り込んでいるのです。

人間の口に入るものから、マイクロプラスチックが検出される例が相次いでいます。
英ブルネル大は2018年、英国のスーパー8店で売られている貝を調べたところ、すべての貝からマイクロプラスチックが検出されたと発表しました。推計でムール貝100グラムあたり70個が含まれているとみられています。日本でも東京農工大の高田秀重教授らが、東京湾でイワシやムール貝の一種、ムラサキイガイなどから検出しているといいます。
水道水を調査したのは米ミネソタ大の研究チーム。米国や英国、イタリア、キューバ、インドなど14カ国159カ所の水道水を調べたところ、イタリア以外の13カ国の水道水からマイクロプラスチックが検出されました。研究チームは「米国など先進国でも多く検出されており、一概に浄水設備の問題とは言えない。様々な要因が関係していそうだ」とみています。
マレーシアやフランス、英国などの国際研究チームは、マレーシアで販売されている食塩を調べました。豪州や日本、フランスなど8カ国で製造されたものからマイクロプラスチックが検出されたのです。研究チームは「健康に影響が出る量ではなかったが、体内に蓄積されるので引き続き調べていく必要がある」と話しています。
オーストリアの研究チームが日本、英国、イタリア、オランダ、オーストリア、ポーランド、フィンランド、ロシアの計8人の大便を調べたところ、すべてからマイクロプラスチックを検出しました。便10グラムあたり平均20個が見つかったのです。

こうした情報を収集している欧州食品安全機関(EFSA)は「マイクロプラスチックの人間の体内での挙動や毒性を明らかにするにはデータが十分でなく、有害かどうかを言及するのは時期尚早だ」との見解を公表しています。しかし、東京農工大の高田教授らの研究では、魚を食べている海鳥の体内にマイクロプラスチックが原因とみられる有害物質が蓄積していることが分かっています。
プラスチックストローやプラカップなど、我々の周りにはプラスチックがたくさんあります。確かに便利ですが、環境のことを考えると、やはりマイストローやマイカップを持ち歩いた方が良いのかもしれませんね。未来に生活する子供たちのためにも。

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