あれこれブログ
2017.03.16
花粉症の低年齢化
皆さん、こんにちは^^
やっと寒さから抜け出した感じですが、花粉症の方にはつらいです時期ですよね。
クリニックの看護師も鼻水と闘っておりました。
さて、今回の話題は、花粉症の低年齢化です。
花粉症シーズン真っ只中。花粉飛散量を考えると憂鬱になる人も多いでしょう。最近では子供の花粉症が多く、発症の低年齢化が進んでいることがロート製薬株式会社の調査で明らかになりました。
0歳から16歳の子供を持つ親1,589人のうち、自分の子供が花粉症だと実感している割合は33.4%。2013年の28.8%から増加が続いています。アトピー性皮膚炎や喘息、食物アレルギーは減少傾向にありますが、花粉症に対する実感は年々増加しています。
また、花粉症を発症したと思われる年齢について聞いたところ、5歳までの発症が45.5%、10歳までの発症が82.3%という結果に。対して2012年は5歳までが36.6%で、10歳までが69.3%。発症の実感が低年齢化している傾向が読み取れます。
調査では、花粉症と住環境の関連も浮き彫りになりました。花粉症の子供の住環境で最も多かったのは「一戸建て」で35.2%。次いで「7階以上の高層階」が32.4%。近くをトラックがよく通る坂道で一戸建ての場合、花粉症の割合が38.2%と高くなる傾向が窺えました。
一戸建ては、トラックの排気ガスを吸い込みやすいことが考えられます。排気ガスにはディーゼル粒子やPM2.5が含まれており、それらの化学物質が花粉のアレルギー反応を強めるため、花粉症が起こりやすいと考えられています。
花粉症は集中力の低下をまねき、生活や学習への悪影響が懸念されます。屋内への花粉の侵入を防ぎ、花粉の季節に関係なく、PM2.5や黄砂のリスクが高い日はマスクを着用しましょう。