あれこれブログ
2017.03.06
睡眠不足で太りやすい?②
皆さん、こんにちは^^
あっという間の2月が終わり、3月になってやや過ごし易くなってきましたね。
しかし、花粉症の方にはつらい時期ですね。
今回は、前回と同じ睡眠不足についてです。
睡眠時間を大幅に制限すると、食欲抑制にはたらくホルモンが減少し、空腹感が増すなど食欲に影響を及ぼし、その結果、肥満リスクが増加することを、早稲田大学と花王株式会社ヘルスケア食品研究所との共同研究で明らかにしました。
これまでの疫学研究で、慢性的な睡眠不足が肥満をもたらすことはわかっていましたが、睡眠時間がヒトのエネルギー代謝にどういった影響を及ぼすのか、その詳細な機序は明らかにされていませんでした。そこで、研究グループは健康な男性を対象に、睡眠時間を通常の7時間と比較して3.5時間に制限した場合のエネルギー代謝や食欲の変化を観察しました。
対象は、平均年齢23歳の健康な男性9人。参加者には決められた食事をとってもらったうえ、(1)7時間睡眠を3日間続けてもらい、3日目の7時間睡眠と翌日の睡眠回復を含む48時間における代謝への影響を測定。次に、2週間の休止期間ののち、(2)3.5時間睡眠を3日間続けてもらい、3日目の3.5時間睡眠と翌日の睡眠回復を含む48時間におけるエネルギー代謝への影響を同様に測定しました。(1)と(2)をランダムな順番で行いました。
その結果、睡眠時間を7時間から半分に制限すると、夜間のエネルギー消費量は増加した一方で、1日のエネルギー消費量には変化はみられないことがわかりました。また、睡眠時間を制限すると、食欲抑制作用をもつペプチドホルモンであるペプチドYY(PYY)の分泌が有意に低下したほか、1時間ごとに質問票で評価した空腹感が増すなど、食欲に影響を及ぼすことも明らかになりました。つまり、。睡眠時間を制限しても1日のエネルギー消費量には変化はみられなかったことから、カロリー摂取量が増えることで体重増加リスクが高まると考えられました。
難しいお話だったかもしれませんが、PYYのような薬が出来れば無理せずに食欲を抑えてダイエットできるかもしれませんね。
しっかり睡眠をとることがダイエットへの近道なのかもしれません。