あれこれブログ
2017.02.10
ゾウはガンにならない
皆さん、こんにちは^^
西日本は今季最強寒波に襲われていますね。
大阪も寒い寒い。。。風が冷たい!雪が舞うかもです。
さて、今回はトリビア的な話題をお届けします。
6トンを超える体をもちながら70年以上生き、ほとんどガンにならない動物 ― それがゾウなのです。
この世界最大の陸上動物がガンにならない理由の解明に取り組んだ研究チームが、その秘密を突き止めたと発表しました。
米ユタ大学の研究者は、「男性の半数、女性の3人に1人は生涯にガンを発症する。加齢とともに細胞の損傷を修復する能力が低下するため、ガンは加齢による疾患であるといえる」と説明しています。ゾウの体はヒトの100倍もあり、細胞数も多いことから、確率的には全てのゾウがガンで死んでもおかしくないのに、そのゾウがガンにならないという不思議な能力は科学者らの関心の的でした。
研究者は、動物園の記録を分析した結果、ゾウがガンで死亡する確率は5%未満であることが判明しました。人間の場合は11~25%と言われているので、相当低い数字と言えそうです。さらに、ゾウの全遺伝子の解析を行い、特に腫瘍抑制因子として知られるP53遺伝子に着目した結果、ヒトにはP53が2コピーしかないのに対し、ゾウには40コピーもあることが判明しました。
次に、8頭のアフリカゾウおよびアジアゾウから採取した血液を、健康なヒト11人およびリ・フラウメニ症候群(P53が1コピーしかなく、90%が生涯にガンを発症する)のヒト10人の血液と比較しました。これらの血液検体に放射線を照射し、DNAに損傷を与えると、最初はいずれのP53遺伝子も同じように作用するように見えたが、さらに詳しく調べると、ゾウのP53遺伝子はヒトに比べ、損傷した細胞を修復するよりも死滅させる比率が高いことがわかりました。その数は健康なヒトの2倍以上、リ・フラウメニ症候群患者の5倍でした。
研究者は、「ゾウがガンに抵抗する機序が解明された今、それをヒトに応用する方法を研究することができる」と述べています。
私もゾウの血液を輸血しようかな。。。そうすれば不死身の体が手に入るかもです。
(拒絶反応で必死です。良い子は絶対に真似しないようにしましょう!)