あれこれブログ
2017.02.02
チョコレートは健康に良い?
皆さん、こんにちは^^
あっという間に1月が終わり、2月ですね。
テレビなどでもバレンタインデイに向けて色々とチョコレートの特集を目にする機会も増えてきました。
そこで、今回はそのチョコレートについての話です。
今までの研究を解析した結果、チョコレートに含まれるカカオは実際に身体によいという新たな裏づけが得られたことが報告されました。
アメリカの研究者らは、計1,131人の被験者にフラバノール(健康に有益とされるカカオの成分)またはプラセボのいずれかを摂取させた19件の対照試験をレビューしました。フラバノール群の被験者は、1日166~2,110 mgのフラバノールを2週間~1年間にわたり摂取していました。
なお、標準的なチョコレート製品には、この用量のフラバノールは含まれていません。2011年に発表された研究によると、人気のダークチョコレート菓子の間ではフラバノール値に大きなばらつきがあり、ミルクチョコレートやホワイトチョコレートではさらに差が広がることがわかってます。
米国立衛生研究所(NIH)と製菓企業マース社による研究、さらに米国心臓協会(AHA)と製薬企業のファイザー社による知見をレビューした結果、カカオフラバノールを含む食品を摂取した群では、中性脂肪値が低いことが判明したといいます。また、炎症や血糖値をコントロールする能力の向上が示されたほか、「善玉」コレステロール値にもやや上昇がみられました。
しかし、チョコレート自体による日常の健康への影響は不明であり、利益が害を上回る摂取量や種類についても明確にされていません。いずれにしても、「チョコレートとともに摂取されるカロリーと糖分を無視すべきではない」と、アメリカの研究著者は述べています。
つまり、カカオフラバノールは健康に良いけれど、チョコレートが健康に良いかどうかはチョコレート次第と言えそうですね。