あれこれブログ
2017.01.13
地ビールにご注意を
皆さん、こんにちは^^
この冬最大の寒波到来で、北日本を中心に大荒れの天気ですね。
大阪も風が冷たくて、本当にしばれます。
しかも、明日からはセンター試験。
受験生の皆さんは体調に十分気を付けてくださいね。
さて、約束通り、前回に引き続き尿酸のお話です。
最近、小規模なビール工房がつくる「クラフトビール」、いわゆる地ビールの人気が高まっています。
国内のクラフトビールの製造免許場数は2014年時点で181ヵ所と、小規模な醸造所や銘柄が乱立しています。日本のクラフトビール自体は市場の1%にも満たない規模なのですが、米国では成長分野として期待され注目が集まっています。
国内でも、2015年にはキリンビールが「よなよなエール」などを主力商品に持つヤッホーブルーイングと提携を果たし、業界では「2015年はクラフトビール元年」などと言われたそうです。実際に、コンビニや居酒屋でクラフトビールを目にする機会も増えているのではないでしょうか?
ところがこのクラフトビール、実は一般のビールと比べると総じて2倍量から3倍量のプリン体を含んでいるものが多いと言われています。その差はどこからくるのでしょうか?
実は、ビールの中に「酵母」が残っているか否か?が、その主な原因とされています。ビールは、一般的に製造の最終工程で酵母を取り除くために濾過を行います。しかし、クラフトビールでは、濾過をせず酵母を取り除かないことが多いようです。
つまり、クラフトビールにはたくさんの酵母が含まれることになります。酵母も生き物ですので、DNAを持っています。DNAの主な成分の1つにプリン体があるため、結果として、クラフトビールは一般のビールよりもプリン体が高くなってしまうわけです。
クラフトビールは各醸造所において「原料」、「発酵方法」、「酵母の種類」等の工夫が施されています。これらの工夫によりもたらされるユニークかつ多様な酵母は、ビールの個性となって独自の香りや味わいとなっています。
多種多様なクラフトビール。
それぞれの酵母の違いを味わいながら、飲み過ぎない程度に楽しんでみてはいかがでしょうか。