あれこれブログ
2014.12.04
水ぼうそうワクチンが定期接種に
皆さん、こんにちは^^
寒いですね!先週のブログで書いた通りの寒さです。
この冷え込みで、風邪や咳喘息の患者さまも増えたような気がします。
いずれにしても早めの受診をお勧めします。
さて、感染力の強い水ぼうそう(水痘)を防ぐ水痘ワクチンが、10月から国の予防接種法に基づく定期接種となりました。対象は1~2歳児で、今年度に限って3~4歳児も受けられます。
水ぼうそうは、水痘帯状疱疹ウイルスによる感染症で、感染力が強く5歳までに約80%の子供が感染するといわれています。発疹や発熱が主な症状で、健康な子供の場合は一般に軽く済みますが、中には重症化し入院が必要となったり肺炎や脳炎などの合併症を起こしたりことがあります。
国内では毎年、春になると流行し、9歳以下を中心に年間約100万人がかかっています。治療薬はありますが、重症化することもあって、年間約4000人が入院、約20人が死亡していると推計されています。
水痘ワクチンは、ウイルスの毒性を弱めた生ワクチンで、1987年から1歳以上に任意接種が行われてきました。今回、定期接種になり、大阪市でも無料で受けられます。接種は、1歳の誕生日前日から3歳の誕生日前日までに2回。1回では免疫が十分つかない子供もおり、2割は軽症ですが発症します。
1歳の誕生日を迎えたら接種し、2歳までに2回目を受けるのが望ましいとされています。麻疹や風疹の混合ワクチン(MRワクチン)との同時接種も可能ですので、確実に接種してくださいね!