あれこれブログ
2020.03.31
食後の眠気
皆さん、こんにちは^^
本日で3月も終わりです。年の1/4が過ぎてしまいました。
しかし、今年は新型コロナに振り回されている感じですね。
いつまで続くのでしょうか?
大阪知事は緊急事態宣言を発令しろ!と政府に迫っているようですが、どうなることやら。
さて、気分を変えて、本日は食後の眠気についてお届けします。
「ランチをとると眠くなる」と悩んでいる方もいます。
実はこのメカニズムには、自律神経が関わっています。午前中は交感神経が高いので、そのままの状態で、早食い、暴飲暴食、あるいは刺激の強いものを食べたりすると、交感神経がさらに高まります。
そして食べ物が胃の中で消化され始めると、今度は副交感神経が上がります。この上下が激しいので、自律神経のバランスが崩れてしまうのです。
このバランスが崩れた際、一定以上に副交感神経に針が振れてしまうと、副交感神経の作用で眠くなってしまうのです。つまり、自律神経のバランスを崩さないように食べれば、眠くなることはないのです。
ポイントは2つあります。ひとつは、食事の前に1~2杯の水を飲むこと。これによって、胃結腸反射が起こるので、腸が動き始め、あらかじめ副交感神経が高まります。もうひとつはゆっくり噛んで食べる。こうすることで、自律神経のバランスは乱れません。急に眠くなることもなくなるでしょう。
ただし、本当に眠い時は、思い切って「仮眠をとる」という方法もあります。実は、仮眠の有効性は、科学的に証明されています。実際、アップルやマイクロソフト、グーグルのような世界をリードするグローバルカンパニーが、仕事の合間の「仮眠」を推奨しているほどです。
NASA(アメリカ航空宇宙局)が行った仮眠の実験です。宇宙飛行士に昼間26分間の仮眠をとらせたところ、認知能力が34%、注意力が54%も向上しました。これを受けて、NASAでも「仮眠」を取り入れたそうです。
つまり「眠い」と感じたら、無理をしないで仮眠をとることは「正解」なのです。最近は、企業でも睡眠時間を設けたり、仮眠室を社内に設置したりする動きが出てきました。ただし、「仮眠の目安は30分」と考えてください。それ以上は夜の睡眠リズムを崩しかねませんので、注意が必要ですよ。