あれこれブログ
2017.10.13
インフルワクチン不足
皆さん、こんにちは^^
昨日まで30度近くあったのに、今日から全国的に冷え込むようです。
急な温度変化で、体調を崩す方も多くいらっしゃるので、気を付けましょう!
さて、今回の話題は、先日開始したインフルエンザワクチンの話題です。
インフルエンザが例年よりも早く流行する兆しが出ている中、一部の地域でワクチン接種の予約ができない事態が起きています。厚生労働省が今年度のワクチン製造量について、昨年度の使用量を下回ることを公表した後、医療機関から卸売販売業者への発注が急増したとみられ、入手できなかったり、例年並みの数量を確保できなかったりする医療機関が相次いでいます。
その原因は、インフルエンザHAワクチンの2017年度製造株は5月時点でA/埼玉/103/2014(CEXP002)が選定されていましたが、同株の増殖効率が昨シーズンのワクチン株と比較して約3分の1と著しく悪かったため、A/香港/4801/2014(X-263)に変更。株の変更によりワクチンの製造開始が遅れたことで、製造量不足が生じたとみられています。
厚労省によると、今年度の予想製造量は2528万本。2010年度以降で最少の製造量となった昨年度よりも250万本以上減る見通しで、昨年度の使用量よりも114万本少なくなっています。厚労省は「昨シーズンと同等程度の接種者数を確保できる見込み」としていますが、ワクチンの供給が滞り、入手が困難な地域が増えつつあります。
当クリニックも例年10月1日からワクチンの接種を開始していますが、入手が遅れたため10日からの開始となりました。これからワクチン接種が本格化しますが、こうした地域の医療機関の担当者は「ワクチンを確保できず、いつから予約ができるようになるのか分からない」「確保できた本数が例年より少ない。しばらく入手できそうもない」と悲観的です。
全国的に昨年より早く患者報告数が増えており、すでに流行期に入った地域も出てきまいした。厚労省は都道府県などに対し、卸売販売業者と医療機関の在庫状況を3日間程度で把握できる体制の構築を要望しています。また、医療機関に対しても、昨年の使用実績を上回らないようにすることに加え、「必要以上に早期の、または多量の納入を求める予約・注文を行う行為は厳に慎むこと」としています。
当クリニックでも例年は1月31日まで接種していましたが、このシーズンは最後までワクチンを確保できるか分からない状況です。
出来るだけ、早めの接種をお願いします。