あれこれブログ
2016.11.08
ワクチンは午前中が効果的
皆さん、こんにちは^^
大阪は久々の雨で、明日からまたぐっと冷え込みがきつくなりそうです。
日中の温度差も大きく、体調をコントロールするのが難しい時期なので、しっかり管理しましょう!
そんな中、インフルエンザの予防接種に来られ方が増えています。
先週末くらいから、1日15~20人くらいいらっしゃいます。
そこで予防接種ワクチンのちょっとお得な情報をお届けします。
交感神経が活発に働く時間帯は病原体を攻撃する免疫機能が強まり、ワクチンが効果的に働くことをマウスの実験で明らかにしたと、大阪大の免疫学チームが10月31日付の米科学誌「ジャーナル・オブ・エクスペリメンタル・メディシン」電子版に発表しました。
チームによると「病は気から」と言われるように、神経系が免疫機能に関わる可能性は古くから指摘されていましたが、詳細は分かっていませんでした。
チームはリンパ節で、交感神経が活発に働くと、神経伝達物質ノルアドレナリンの分泌によって、免疫反応を担うリンパ球が増加するメカニズムを解明。夜行性のマウスでは、交感神経が活発化する夜の方が、昼よりもリンパ球が増加しました。
そこで、夜間にマウスにワクチンを接種し、約1カ月後、病原体の働きを弱める「抗体」を測定すると、昼に接種したマウスよりも、血中濃度が約4倍も高くなったのです。
つまり、ワクチンによる感染症の予防効果には個人差がありますが、「人の場合は交感神経の活動がピークになる午前中に接種すれば、高く安定した効果が期待できる」としています。
チームは「交感神経の活動が高まる時間帯は病原体に遭遇するリスクも高く、免疫機能が強まる仕組みになっているのは理にかなう。神経系と免疫系が相互に作用しながら進化し、生み出された生存戦略ではないか」と話しています。
ということで、ワクチンの接種は午前中が効果的のようですが、午後から接種しても効果がないわけではないので、早めの接種をお願いします。
特に13歳未満の方は2回接種が必要ですので、要注意ですよ!