あれこれブログ
2015.08.18
ホップで肥満を防ぐ
皆さん、こんにちは^^
お盆も終わり、少し過ごし易くなりましたね。
お盆の期間、帰省されて美味しいものをタラフク食べられた方も多いのではないでしょうか?
そんな方には、ひょっとして朗報かもしれません。
ビールの原料であるホップに、フラボノイドの一種であるキサントフモールという物質が含まれています。キサントフモールは健康に良いという説があり、東京大学の研究班がマウスにキサントフモールを与える実験を行ったところ、キサントフモールは生体内で脂質代謝に関わる物質の作用を抑えることで、高脂肪食を与えたマウスの肥満と脂肪肝を防ぐという結果が得られました。
研究班は、マウスに高脂肪食を与えるグループと、同じ高脂肪食にキサントフモールを加えて与えるグループに分けて、
高脂肪食を与えたマウスでは日とともに体重が増加しましたが、高脂肪食にキサントフモールを加えて与えたマウスでは体重増加が少なくなっていました。また、キサントフモールを加えなかったマウスに比べて、肝臓などの脂肪の量が少なくなっていました。キサントフモールを与えたマウスの体内では、脂質代謝に関わる遺伝子の働きを調節している物質の「成熟型SREBP-1」が少なくなっていました。
研究班は、これらの結果から、キサントフモールが「メタボリックシンドロームを改善するための栄養補助食品または治療薬となりうる」ことが示唆されたと述べています。
ただし、マウスの実験で得られた結果が人間に当てはまるかどうかは、まだ確かではありません。
ですから、キサントフモールが含まれているビールを飲んで肥満を防ごう!と意気込むのはまだまだ早そうです。
とはいえ、マウスの体重増加と脂肪量増加が抑えられたという結果は目を引きますね^^