あれこれブログ

2019.03.19

風疹にご用心

皆さん、こんにちは^^
昨夜からの雨で、本日はまた少し冬に逆戻り。
早く、春が来ないでしょうか?
さて、本日は風疹についての話題です。

風疹患者が増えています。国立感染症研究所は12日、直近1週間(2月25日~3月3日)の患者数が113人に上ったと発表しました。2週連続で100人を超え、今年に入って増加傾向にあります。専門家は春の異動シーズンで感染がさらに広がるおそれがあると、注意を呼びかけています。
風疹は昨夏から患者が増加。昨秋から冬にかけて、16週連続で1週間100人を超えました。2018年の年間患者数は2917人に上り、現行の統計調査が始まった08年以降、2番目の多さでした。今年の累計患者数も768人で、すでに14~17年の各年の年間患者数を超えています。

風疹は2~3年流行が続くことが多く、前回は12年に2386人の患者が出て、13年には1万4344人とさらに増えたのです。感染症に詳しい、岡部氏(川崎市健康安全研究所長)は「春の異動で感染が広がると、前回流行の二の舞いになる」と警告しています。

国も対策に乗り出しました。患者さんの中心は、過去に1回もワクチンの定期接種を受ける機会がなかった39~56歳男性です。約1610万人いるこの世代の男性が19~21年度の3年間で原則無料でワクチンを受けられるようになるのです。早ければ4月から始まる予定ですが、供給不足を防ぐため、19年度は39~46歳にしぼるようです。抗体検査を受けてもらい、免疫がない人にワクチンを打ちますが、免疫がないのは2割程度です。
国は3月中の無料ワクチンのクーポン券送付を呼びかけていますが、準備の進み具合は自治体間で差があるようです。東京都練馬区や名古屋市は3月末の発送を目指していますが、横浜市や大阪市はまだ発送時期のめどはついていないといいます。

風疹はウイルス性の感染症で、くしゃみやせきなどのしぶきでうつります。症状を和らげる対症療法以外に治療法はなく、ワクチンで感染を防ぐしかありません。妊娠初期にかかると、赤ちゃんに難聴や心疾患などの障害が起こるおそれがあるのです。岡部氏は「周りに妊婦や出産希望者がいる人は、制度を待たず、自主的にワクチン接種を検討してほしい」と話しています。

関西を中心に流行しているはしかも、今年の累計患者数は285人にのぼり、昨年1年間の患者数を超えました。はしかと風疹の混合ワクチン(MRワクチン)を打てば予防することができます。
今年に入って当クリニックでもMRワクチンを接種する方が増えています。
大阪も早く準備を進めてほしいものです。
しかし、私自身は今年の対象年齢ではありませんが。。。

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