あれこれブログ
2018.11.05
老化と糖化①
皆さん、こんにちは^^
2連休はどのように過ごされましたか?
全国的にも秋晴れで、非常に過ごしやすかったですね。
今年もあと2か月を切りました。
健康に気を付けて、頑張りましょう!
さて、今回からしばらく「老化と糖化」をテーマにしていきます。
老ける最大の要因は「酸化」と「糖化」。各組織の弾力性が失われ、サビつくのはこの二つが原因です。長年の研究によって、この2つの進行を防ぐ食材が数多くあることがわかってきました。それは鶏肉や鮭など意外に身近なものばかりです。
いくつになっても肌や髪がツヤツヤして、エネルギッシュな若々しい人がいます。一方で、年とともに体型が崩れ、しわが深く刻まれ、くたびれた雰囲気を漂わせる人もいます。見た目の老ける、老けないの差に、毎日の食べものが大きく影響することが近年の研究により明らかになってきました。
老化のメカニズムを38年にわたって研究し、食に関する著書を数多く持つ牧田善二医師が、老ける食べものワースト3に挙げるのは、「フランクフルトソーセージ、ベーコン、フライドポテト」。AGE(終末糖化産物)という悪玉物質が大量に含まれ、老化を促進させるのだそうです。
「老ける最大の要因は、酸化と糖化です。かつてのアンチエイジング医学では、体内に取り込んだ酸素の一部が活性酸素に変わる『酸化』が老化の元凶だと言われてきました。しかしそれと並んで現在では、『糖化』が注目されています」
糖化とは、食品に含まれるタンパク質や脂質が糖質と結びついて劣化する反応のことで、そのときAGEという老化を促進させる物質が発生します。たとえば唐揚げやステーキ、トーストなど、こんがりしたおいしそうな焼き色がつく時に糖化が起こり、AGEは生まれます。食事そのものにも含まれますし、体内で毎日少しずつ、化学反応によっても生まれます。また、関節や眼球、血管など、新陳代謝のスピードが遅い場所ほどAGEは蓄積しやすく、悪影響を及ぼします。たとえば肌の奥にAGEがたまっていくと、弾力性や柔軟性を保つコラーゲン線維の機能が低下し、硬い皮膚になったり、しわができやすくなります。肌が黄色っぽくくすんでくるのは、AGEが茶褐色の物質のためなのです。肌の中で起きるAGE発生は、20代後半から始まり、少しずつ蓄積されていくといわれています。
ただし大事なのは、老化のスピードは食事の内容によって変えられるということです。体内にAGEを蓄積させない、”若返りの食べもの”の代表格は「鶏肉」だそうです。最近の研究で、鶏肉に含まれるカルノシンという物質が酸化と糖化を強力に抑えることがわかってきました。
「渡り鳥が長い距離をノンストップで飛べるのは、運動によって大量に発生する活性酸素を消去してくれるカルノシンを持っているためと考えられます。パワーが持続するということは、すなわち老けないこととイコールです。人の体にも肝臓や筋肉に多く含まれていますが、年齢とともに減少してしまうので、外から補給することをおすすめします」(牧田医師)
また、鶏肉に含まれるビタミンB6は、体内でタンパク質と糖質が合成するのをブロックしたり、AGEが発生するプロセスを初期の段階で抑えてくれます。その強力な抗AGE力から”若返りのビタミン”とも呼ばれているのです。
最近流行の「サラダチキン」は、老化防止にもってこいのようですね。