あれこれブログ
2018.05.22
野菜ジュース
皆さん、こんにちは^^
今日の大阪は予想気温29℃でした。
昼間にちょっと買い物に歩いて出たのですが、すでに汗ダラダラです。
暑いのは好きなのですが、汗かきにとってはつらい季節でもあります。
さて、今日の話題は皆さんも飲まれている野菜ジュースについてのお話です。
皆さん、市販の「野菜ジュース」はお好きですか?
市販のものには、トマトジュースのように単品野菜で作られたものや、複数の野菜で作られた100%のもの、それに野菜汁と果物果汁がそれぞれ50%ずつのものなど、さまざまな種類があります。
「なかなか野菜を取れないので、代わりに野菜ジュースをよく飲んでいます。それでよいでしょうか?」
よくこんな質問をされます。栄養を取り入れるためにおなかに穴をあける「胃ろう」から野菜ジュースを注入している人もいます。野菜不足を気にして、野菜ジュースを飲んでいる医療関係者もよく見かけます。
結論から言うと、野菜ジュースは「野菜の代わり」にはなりません。その理由を、簡単に解説していきます。
一日の野菜の摂取量の目安が350gとされているのは、皆さんご存じの通りです。野菜350gは、「量」だけでなくその「質」が大切です。レタスを350g食べたとしても栄養的に十分ではありません。ニンジン、ホウレンソウ、ブロッコリーなどの緑黄色野菜と、キャベツ、レタス、タマネギなどの淡色野菜を約半量ずつ、これに食物繊維の豊富な根菜、海藻、キノコ類をプラスすれば、ビタミンやミネラル類、食物繊維などを満遍なく取れます。
この「野菜350g」を、すべてミキサーにかけてスムージーにすれば、「野菜そのもの」ですが、市販のジュースの中には「野菜350gに含まれる栄養素量」に見合うように、乳酸カルシウムや塩化マグネシウムなどを添加して栄養素を補っているものがあります。ですから、これらのジュースは「野菜の代わり」ではなく、「野菜汁入りサプリメントドリンク」なのです。
もう一つ市販の野菜ジュースの栄養成分表示を見て気になるのは、栄養素の含有量の幅がかなり広いことです。ある野菜ジュースは、1本あたりのビタミンCが60~134mgとなっています。もしこれが最少量の60mgであった場合、「野菜の代わり」にするにはやや少ないのです。
また、野菜には旬があります。夏のホウレンソウと冬のホウレンソウでは、ビタミンCの含有量が違います。ゆでたもの100gあたりで計算すると、夏のものは10mgですが,冬のものは30mgにもなります。このように季節によって栄養素の含有量が変わるため、ジュースの栄養成分を一定に保つことは不可能です。
大半の定番野菜は、最近は1年中販売されていますが、旬のものはやはり栄養価も高く、たくさん出回るために価格も安くなります。私たちは、それらの中から、「今一番おいしくて、栄養価があって、安い野菜」を350g選べばよいのです。
最近、野菜の値段もやや落ち着いてきましたが、とにかく旬の野菜を中心に摂っていれば、「野菜350g」のハードルはグッと下がりますからね。
コメント
がびーーん 野菜ジュースではだめですか~ ショックです
野菜をとること機会が少ないので せめて と これ一本で一日分の野菜摂取できると書いてある パックのを飲んでいるのですが
しかし ジュースで本当にいいのかという疑念は前からありましたので勉強になりました
今後は 野菜をとるようにします
- 2018.06.04 11:16
- ライカー
そうですね。
是非食事の最初にしっかりと野菜を摂るようにしましょう!