あれこれブログ
2018.04.14
はしかにご用心
皆さん、こんにちは^^
今日の夜から明日にかけて、春の嵐のようなので、十分注意してくださいね。
さて、本日の話題は、「はしか」です。
沖縄県ではしか(麻疹)の感染が広がっているのです。10日時点で患者は計38人にも上っています。
国内のはしかは予防接種の普及で「排除状態」とされていますが、今回は台湾からの旅行者が感染源の「輸入はしか」でした。旅行者から感染した人から、さらにうつる「三次感染」とみられる患者も出始めています。専門家は「訪日客が増える中、日本のどこでも起きうる」と警鐘を鳴らしています。
沖縄県地域保健課によると、最初に感染が確認されたのは3月下旬。台湾から旅行でやってきた30代男性が19日に発疹などの症状で県内の医療機関を受診。検査の結果、20日にはしかとわかりました。男性は17日から3日間、県内を旅行しており、立ち寄った商業施設や飲食店の従業員や客を中心に感染が広がった模様。
県内で患者が出たのは4年ぶり、感染者数が2桁に上ったのは10年ぶりです。4月7日以降は、旅行者の男性からうつった「二次感染」の患者から、さらに家庭内や職場でうつったとみられる「三次感染」の疑いのある患者も出始めています。
はしかは40度前後の高熱や発疹が出るウイルス性の感染症。空気、飛沫(ひまつ)、接触で感染し、死亡例もあります。かつては国内でも年間10万~20万人の患者がいたとみられています。2006年にワクチンの定期接種が1回から、1歳と就学前の2回に増え、15年に流行を抑え込む「排除」を達成しました。
しかし、今回のように海外からの渡航者や帰国者がウイルスを持ち込む可能性が十分あるのです。昨年もインドネシアから帰国後に山形県内を訪れた男性がはしかを発症。県外にも広がり50人超の感染者が出ました。沖縄では、38人の患者のうち12人はワクチンの接種歴が「なし」あるいは「1回」、23人は打った記憶がないなど接種歴が「不明」でした。
今後県外へ感染が拡大する可能性もあり、沖縄県は沖縄に訪問後にはしかに似た症状が出た場合は医療機関に相談するよう呼びかけています。感染症に詳しい岡部氏(川崎市健康安全研究所長)は「沖縄の例をひとごとと思わず、ワクチンの2回接種で自分の身を守り、他の人へ感染を広げないようにして欲しい」と話しています。
卒業旅行などで沖縄に行かれた方は、上記の症状があれば、早めに受診してくださいね。