あれこれブログ
2016.10.04
1975年の日本の食事が老化を防ぐ
皆さん、こんにちは^^
今年もあと3か月を切りました。月日が経つのが本当に早く感じる歳になりました。
但し、歳はとっても、老化はしたくないですよね。
ということで、本日は老化防止に役立つ話題です。
日本の伝統的な食事は健康的と言われますが、最近は日本人の食生活が欧米に近くなっているとも言われます。時代ごとの日本人の食事をマウスに与える実験で、老化を防ぎ、寿命を長くする効果が調べられました。
研究班は、遺伝的に老化が早いことで知られる「SAMP8系」と呼ばれるマウスを実験に使いました。マウスが産まれてから死ぬまで、普通のエサを与えた場合と、日本食を粉末にしたものを加えて与えた場合とで、老化と生存期間に違いがあるかを調べました。
日本食は、国民健康・栄養調査のデータをもとに、1960年、1975年、1990年、2005年のそれぞれで平均的な食事内容のものとし、どれかひとつの年代のものをマウスの一生を通じて与えることで、年代ごとの食事内容により結果に違いがあるかを調べました。
その結果、1975年の日本食を食べたマウスでは、2005年の日本食を食べたマウスよりも老化が遅く、生存期間が長くなり、特に認知機能のうち学習・記憶の能力の低下が抑えられました。
マウスの実験がそのまま人間にも当てはまるとは限らず、またマウスのエサに混ぜることと日本人の食事そのものを対応させて考えられるかどうかも検討の余地があるかもしれません。しかし、同じ日本人の食事でも、年代ごとの違いによってマウスに違う影響があったという結果は興味を引きます。
1975年と言えば、私が小中学生だった頃の食事ですが、確かに田舎育ちだったので、今のようにファストフードを食べる機会が少なかったのは確かです。そして、ハンバーグやカレーは何よりのご馳走でしたしから。食が豊かになるのも、良し悪しですね。