あれこれブログ
2016.06.03
痛風放置は危険!
皆さん、こんにちは^^
早いものでもう6月ですね。
あと27日で今年も半年が終わります。
この歳になると、月日が経つのが早く感じるのは、私だけでしょか?
さて、本日の話題は「痛風」についてです。
痛い関節炎を特徴とする痛風は、心筋梗塞などの心血管疾患や、腎障害とも関係があると考えられています。
原因は血液中に「尿酸」という物質が多くなるためで、薬で尿酸を減らす治療が行われます。
今回、台湾で17歳以上の約4万人の対象者を6.5年間追跡し、尿酸を下げる治療によって心血管疾患による死亡およびほかの死因による死亡に違いがあるかが統計解析されました。
その結果、痛風がある人は、ない人に比べて死亡率が高く、痛風がある人の間では尿酸を下げる治療を受けていなかった人の死亡率が、尿酸を下げる治療を受けていた人に比べて高くなっていました。心血管疾患による死亡に限っても、すべての死因による死亡についても同様でした。
この研究の方法では、痛風が長期間治療されなかった背景にほかの原因があり死亡率を高くしていた可能性を否定できません。その可能性を踏まえても、痛風を治療しないということが危険な状態の指標になりうることを示唆する結果と言えそうです。
痛風の治療は確実に行いましょうね!