あれこれブログ
2016.02.29
ニンニクの日
皆さん、こんにちは^^
昨日の暖かさから一変。真冬に戻ったような寒さです。
さて、今日は言わずと知れた閏日ですが、実はニンニクの日でもあるのです。
2(ニン)2(二)9(ク)、語呂合わせですね。
ということで、ニンニクの話題をお届けします。
ニンニクを食べると元気もりもりになるというイメージがありますが、実際はどうなのでしょう?
フロリダの研究チームは、21歳から50歳までの健康な成人120人を調査対象とし、対象者を無作為に、1日2.56gの熟成ニンニクエキスを90日間摂取するグループと、有効成分のないサプリメント(プラセボ)を90日間摂取するグループ2つのグループに分けました。
そして、風邪の流行する季節に調査を行い、各グループで風邪やインフルエンザの起こる頻度や重症度に変化が出るのかどうかを確認しました。さらに、食事による影響を受けやすいと言われているγδ(ガンマ・デルタ)-T細胞やナチュラルキラー細胞(NK細胞)のような白血球に着目することで、ニンニクの有無による免疫への影響を調査しました。
熟成ニンニクエキスの摂取から45日後、γδ-T細胞とNK細胞は、プラセボを摂取したグループの細胞よりも増殖し、活性化していました。また90日後には、病気の数には有意な差がありませんでしたが、熟成ニンニクエキスを摂取したグループは、風邪やインフルエンザ症状の重症度が低下し、症状の数にも減少が見られました。
つまりこの研究からは、熟成ニンニクエキスを飲むことで免疫細胞の活性化が見られ、風邪やインフルエンザの症状が少なく、軽くなったことが示されたのです。
ニンニクには、様々な成分が含まれています。今回の結果のように免疫を強化する効果を持つ成分もあるかもしれません。
ただし、この研究はニンニクの成分を薬として飲んだ場合を調べたもので、普通のニンニクを食べても効果があるかどうかは判断できません。また食べ過ぎることでニンニクの成分の一部が胃腸を刺激し、胃腸障害を引き起こす可能性もあります。
ほかの食品と同様、ニンニクも適切な量を摂ることが健康に繫がるのかもしれません。
でも、このニンニクの日も4年に1回しかないのは、ちょっとさびしい気がします。