あれこれブログ
2016.01.25
妊娠とタミフル
皆さん、こんにちは^^
今年最強の寒波で沖縄でも雪!
大阪も寒いです。。。
インフルも猛威をふるいはじめました。
ということで、またまたインフルつながりの話題です。
妊娠中のインフルエンザ感染は、産まれてくる子どもにも影響することがあります。子どもと母親の体を守るため、早い時期から治療を始めることが重要です。
一般的にインフルエンザの治療に使われるタミフルは、症状が現れてから2日以内に服用することで有効性が示されている薬です。今回の研究は、2009年にニューヨークで確認されたインフルエンザ感染者のデータを分析し、妊婦がインフルエンザ感染から何日以内にタミフルを服薬したかというデータとその後の重症化について検証しています。
症状の開始から2日以内にタミフルを服用した妊婦30人のうち重症化した人は1人だけ(3.3%)でしたが、症状の開始から3~4日後に治療を開始した14人のうち3人(21.4%)が、5日以上経てから治療を開始した9人のうち4人(44.4%)が重症化しました。
また、22人の女性がインフルエンザによる入院中に出産し、新生児がNICUで集中治療を受けたり死亡したりする割合は重症の女性6人のうち5人(83.3%)に、対して中等症の女性では16人中2人(12.5%)に起こりました。
つまり、妊婦ではインフルエンザの発症後2日以内にタミフルを服用すると、それよりも後に服用した人と比べて、重症化する人が少ないという結果でした。また、重症化した人のほうが、産まれた子どもがNICUで集中治療を受けたり死亡したりする割合が多くなっていました。
妊娠中に熱や咳が出ると、不安になることも多いと思います。
母体のためだけでなく、お腹のお子さまのためにも、できるだけ早く治療を受けることをお勧めします。