あれこれブログ
2016.01.20
インフルエンザにかかりにくい人?
皆さん、こんにちは^^
いっぺんに寒くなって、北海道や東北では2か月間の雪が2日で降るという大寒波。
大阪でも一昨日の夜中は粉雪が少し舞ってました。
さて、前回アップした「しょう油でインフル阻止」は12月にもアップしておりました。
すいませんでした。
ということで、気を取り直して、インフルつながりの話題をお届けします。
毎年流行するインフルエンザ。インフルエンザが流行しない年というのは、未だかつてありません。
患者数は例年1,000万人前後ですから、およそ10人に1人がインフルエンザにかかる計算になります。
インフルエンザの話になると、「まだ一度もかかったことがない」、「大人になってからかからなくなった」という人は珍しくなく、その一方で逆に「2年連続でかかっている」という不運な方もいらっしゃいます。体質によって、インフルエンザにかかりやすい人とそうでない人がいるのでしょうか?
インフルエンザにかかりにくくなる体質というのは、まだ医学的には信頼できる報告がありません。しかし、「今まで一度もかかったことがない!」という人もいるのが現実です。それはなぜでしょうか? かかりやすい人、かかりにくい人がいるのでしょうか?
1年のうちで10人に1人がインフルエンザになるとすると、20年連続でインフルエンザに「かからない」確率は計算上12%です。つまり、知人が100人いたら、その中で12人は20年連続でかかっていない人だということになります。その一方で、2年連続でかかってしまう不幸な人が数人いても、おかしくないでしょう。
つまり、インフルエンザに強い(または弱い)気がしてしまうのは、体質ではなく単に統計的な問題として説明可能なようです。そこから考えると、これまで一度もインフルエンザにかかったことがなかったとしても、今年かかる可能性が低いとは決して言えないということになります。
インフルエンザを予防するための効果が最も高いと考えられているのはワクチンによる予防接種です。
しかし、ワクチンであっても100%の予防率というわけにはいきません。ワクチンの効果については様々な研究があり、これらを統合したところ、予防効果は75~86%と推定されています。
当クリニックでも1月末までご用意しているので、まだの方は早めに接種してくださいね^^