あれこれブログ
2015.07.27
ペットボトル症候群
皆さん、こんにちは^^
本日も暑い1日でした。
こんな日は、ついつい清涼飲料水をガブガブと飲んでしまいがちです。
しかし、その清涼飲料水のペットボトルに非常に危険な罠があるとしたら、、、
「ペットボトル症候群」、一度聞いたら頭に残る印象的な名前です。この病気の恐ろしいところは、それまで健康だと思っていた若い人、小学生までもが、ソフトドリンクの飲み過ぎで突然発症してしまうところです。
ペットボトル症候群、正式には「清涼飲料水ケトーシス」と呼ばれるこの病気は、糖分を過剰摂取してしまうことが原因となり、吐き気、腹痛、意識がもうろうとするなどの症状が出るものです。糖尿病と関連がある病気で、それまで糖尿病と診断されていなくても、その傾向がある人に発症することが多いとされています。
一般的なソフトドリンク1本(500ml)には、50~70g程度の糖分が含まれており、これは角砂糖15個分に相当します。一杯の紅茶に角砂糖5個を入れた甘さですが、特に炭酸飲料の場合にはその甘さを感じづらいために沢山飲んでしまうのです。
これが2リットルだと角砂糖60個相当ですから、およそ1000キロカロリー。1日の必要カロリーの半分にも及びます。食事量が1000キロカロリー増えたら「食べ過ぎかな…」と気付きますが、飲料の場合には気付きにくいという点が問題になります。
体は糖質を処理するための「インスリン」を分泌するのですが、これほどのカロリーを純粋に糖分だけから摂取すると、その糖分を「インスリン」が処理しきれなくなり、「ケトアシドーシス(ケトン体が増えて血液が酸性となる)」と呼ばれる状態に陥ってしまうのです。
さらに、この病気の怖い点は、
ソフトドリンクを飲む → 血糖値が上がる → のどが渇く → 余計にドリンクを飲む→
血糖値が上がる → インスリンホルモンが働かなくなる → 余計に血糖値が上がる
という、悪循環が隠れているところにあります。
ソフトドリンクを水やお茶に替えたり、カロリーゼロ飲料を選んだり、血糖値の上昇を防いでペットボトル症候群を予防することができます。
大きなサイズのペットボトルを机に置いての作業が習慣化してしまっている方、周囲にいませんか?