あれこれブログ
2015.03.23
PM2.5がロシアからも
皆さん、こんにちは^^
昨日までは晴天で暖かい日でしたが、花粉症の方にはつらかったのではないでしょうか?
今年は、気温が低かったせいもあり、花粉症の時期も遅れ気味です。
また、関西は関東よりも花粉量もましなようですが、例年以上になりそうです。
花粉症の時期ですが、その他にも黄砂やPM2.5など色々とややこしいものが飛び交っています。
今回は、PM2.5についての話題です。
蔵王連峰の自然環境を調査している山形大の「蔵王樹氷火山総合研究所」は、日本に飛来しているPM2.5などの大気汚染物質が極東ロシアからも飛来していることを解明しました。
これまでの研究で、中国の華北平原に蓄積した大気汚染物質が高気圧の移動に伴い、国内に飛来している事実は明らかになっていました。
同研究所によると、今冬はシベリアからの風が例年より強いため、堆積した大気汚染物質が東日本に飛来せず、太平洋に流される傾向が強かったとみられています。
しかし、そうした中でも、黒色のPM2.5が蔵王で観測され、酸性状態の樹氷が観察されたそうです。さらに、人工衛星の画像などを用いて調査したところ、極東ロシアから中国北東部地域にかけての東北アジア地域から飛来した大気汚染物質であることを特定するに至りました。
中国からだけでなく、ロシアからもPM2.5が飛来するとは恐ろしいことです。そして、その氷が融けて水となり土壌に浸み込み、地元の農家へと流れていくことを考えると、ますます恐ろしいです。
先週末に九州の一部地域でも、PM2.5の注意報が出されました。咳喘息や気管支喘息の方は、花粉だけでも大変な時期ですが、さらに注意してマスク等でしっかり予防してくださいね。