あれこれブログ
2015.02.07
咳喘息の再診
皆さん、こんにちは^^
節分も過ぎて、いよいよ春に向かって季節も移り変わって欲しいものです。
さて、当クリニックも2年目を迎え、咳喘息で再診される患者さまもおられます。
その中で、初回は1か月ほどで長引く咳が改善したのに、再診してから1か月以上たっても症状の改善があまり見られない患者さまがいらっしゃいます。
しかも、投薬内容も初回と同じにも関わらず。
再診時は咳喘息ではなくて、マイコプラズマ肺炎なのか?
しかし、発熱もないし、周りでも流行ってないし、、、
今回はアトピー咳嗽なのか?
しかし、咳喘息の投薬が全く効いていない訳でもないし、、、
それとも、副鼻腔気管支症候群なのか?
しかし、既往もないし、後鼻漏もないし、、、
またまた、逆流性食道炎なのか?
しかし、胸やけもないし、食事とも関係していないし、、、
非常に頭を悩ませました。
しかし、よくよく話を聞いてみると、、、
なんと、ご自身で薬を調整されていて、1番大事な吸入ステロイド薬配合剤(当クリニックで1番処方している「シムビコート」)の吸入を中止していらっしゃったのです。
これで、すべての謎が解けました!
再度、吸入ステロイド薬配合剤の重要性を説明させていただき、他の何をおいても(他の薬も重要なのですが)、吸入を欠かさないようにお願いしました。
指示通りに服薬してくれているだろうという私の勝手な判断と、再診で薬に慣れた患者さまの判断が招いた問題でした。
何度もブログでも書きましたが、吸入ステロイド薬(配合剤)は非常に重要な薬です。必ず指示通りの吸入を再度お願いいたします。