あれこれブログ
2018.05.10
ドライマウス
皆さん、こんにちは^^
今年も今日で130日目。1/3以上が過ぎてしまいました。
早いものですね。あっという間に夏祭りですよ。
さて、本日はドライマウスのお話です。
加齢とともに唾液の分泌が減り、口の乾きが長く続く「ドライマウス」になりやすくなります。ドライマウスは虫歯や歯周病を悪化させる原因にもなり、若い頃とは違う口腔ケアが必要です。
唾液を出す唾液腺は3種類あります。耳の前あたりにある耳下腺、顎関節の内側にある顎下腺、舌の真下にある舌下腺です。
唾液腺の機能は、加齢につれて低下し、唾液が十分に出なくなります。唾液は口中のpHバランスを整えたり、殺菌したりする作用があり、唾液が減ると、虫歯や歯周病にかかりやすくなります。
唾液は食べ物をかむことで出やすくなりますが、高齢者は歯に問題を抱え、かむことがおろそかになって唾液がでにくいこともあります。持病の薬の副作用で口が乾くケースもみられます。
唾液の分泌を促すにはどうすればよいでしょうか。「手軽にできる唾液腺マッサージがお勧めです」と高齢者の歯の健康増進を促す公益財団法人8020推進財団の専務理事さん。
三つの唾液腺は、それぞれマッサージのコツがあるそうです。耳下腺は左右の上の奥歯あたりのほおに指をあて、後ろから前に円を描くように10回刺激します。顎下腺は顎のカーブの内側を耳の下から顎の先にかけて左右5か所ほど場所を変えて各5回ずつ押します。舌下腺は両親指をそろえて顎の真下を10回刺激します。
舌の運動も効果的で、前に3回大きく出す、左右に大きく3往復する、唇をなめるように舌先で3回円を描きます。
アメをなめるのもいいでしょう。最近はドライマウス対策のアメも出ています。アサヒグループ食品の新商品「うるおいキャンディ」はノンシュガーで、pHバランスを保つよう酸性とアルカリ性の2層構造になっているそうです。
口腔ケアを十分に行うには「かかりつけ歯科医を持つことが大切」と専務理事さん。各地の保健センターや歯科医師会で、シニアの口腔ケアに力を入れている歯科医などの情報が入手できるのです。虫歯などがなくても、年2~3回は歯科を受診し、歯石などをきれいに取り除くことが望ましいようです。
とは言うものの、なかなか歯科受診もできない方も多いはず。
しっかりとした歯磨きと、上記のマッサージが実用的かもしれませんね。