あれこれブログ
2018.01.18
インフル予防は手洗いを
皆さん、こんにちは^^
今週は暖かい日が続いていますが、以前も書いたようにインフルの患者さんがたくさん来られています。
そこで、今回はインフルの予防についてお届けします。
予防と言えば「マスク、うがい、手洗い」とお思いでしょうが、実は、、、、なのです。
まず、マスクの予防効果はかなり限定的なのです。マスクは呼吸をしやすくするために繊維の目を粗くしているため、非常に小さなインフルエンザウイルスは簡単にくぐり抜けてしまうからです。
ただし、周囲の人にうつさないようにするためにマスクを着用するのは有効です。インフルエンザウイルスは確かに非常に小さいですが、唾液や鼻水などに含まれたウイルスはブロックできます。
マスクの効果を発揮するためには乾いていることが大切なので、湿ったら必ず交換しましょう。マスクにはウイルスがついていますから、ビニール袋などに入れて捨てるなど、特に子供や高齢者のいるご家庭では気をつけてください。
次は最新の研究で、うがいにインフルエンザ予防の効果が期待できないことが明らかになりました。
インフルエンザは風邪と同様にウイルス感染による疾患ですが、ウイルスは体内の細胞に侵入して分裂することで増えていきます。20~30分程度で侵入してしまうため、口内のウイルスを除去するためにはかなりの頻度でうがいをしなければならず、予防効果はあまり期待できません。
そこでぜひ実践してほしいのが、「手洗い」と「顔を触らない」こと。
インフルエンザはかなり近づかない限り、くしゃみや咳で感染することはありません。飛沫感染よりも注意したいのは、接触感染。インフルエンザの多くはくしゃみや咳で飛散したウイルスが付着したドアノブや机などを触り、ウイルスが付いた手で目や鼻をこすることにより感染するからです。だから外出中は顔を触らないことが大切です。
というわけで、一番大切なのは「手洗い」でした。
正しい手洗いやアルコールなどでこまめに手を清潔に保つことを心がけて、インフルエンザを予防してくださいね。