あれこれブログ
2017.10.26
肥満の原因
皆さん、こんにちは^^
久しぶりの秋晴れで、気持ちの良い気候です。
しかし、先週末に台風21号が通過したと思えば、今週末も台風22号。
21号で被害にあわれた地方は、またまた脅威にさらされますね。
大和川が氾濫しないように祈っております。
さて、本日の話題は、興味津々の肥満に関する話題です。
脳の摂食中枢で働き、肥満の原因となる酵素を特定したと、基礎生物学研究所(愛知県岡崎市)などの研究チームが発表しました。
この酵素は血糖値を下げるインスリンの働きも阻害しているといい、同研究所の野田教授は「酵素の働きを抑制する薬が開発できれば、肥満と糖尿病を改善できる」と期待しています。
チームによると、体内では、脂肪細胞から分泌されるレプチンというホルモンが摂食中枢に作用して食べる量を調整していますが、肥満の人では必ずしも食べる量が抑えられていないのです。レプチンが働きにくくなっているためですが、その仕組みは分かっていませんでした。チームは、摂食中枢にある神経細胞の表面で働き、さまざまな情報伝達に関わる酵素に着目。PTPRJという酵素の一種がレプチンの働きを抑えていることを見つけたのです。
正常なマウスとPTPRJを持たないマウスに14週間、高脂肪食を与えて肥満状態にさせた後、レプチンを1週間続けて投与。正常なマウスではほとんど変化がありませんでしたが、PTPRJがないマウスでは食べる量が約半分になり、体重も約20%減りました。つまり、レプチンの働きがPTPRJで阻害されなかったためとみられています。
まだ、マウスの実験段階ですし、実際に人間に有効かどうかは分かりませんが、近い将来食欲を抑える新しいダイエットの薬やサプリが出来るかもしれませんね。