あれこれブログ
2016.08.31
映画「甘くない砂糖の話」
皆さん、こんにちは^^
台風一過で大阪はカラリとした晴天です。
昨夜も割と涼しかったですが、なんともう秋の虫の音色が聞こえました。
先日まで蝉の鳴き声でうるさかったのに、季節の移り変わりは早いですね。
そして、本日で8月も終わりです。今年も残すところたったの4か月。
本日はちょっと恐ろしくもあり、おかしくもある映画のご紹介です。
好むと好まざるとにかかわらず、オーストラリア人は1日にティースプーンに換算して平均40杯分の砂糖を摂取しているそうです。飲み物や加工食品のほとんどに大量の砂糖が含まれているからです。我々はこんなにも砂糖漬けなのに、その影響を知らないのはおかしいと、自らが実験台となり、60日間、1日ティースプーン40杯分の砂糖の摂取を実行し、人間の心と体はどのように変化していくのか。本国オーストラリアで社会現象を巻き起こした体験型ドキュメンタリー映画なのです。
この実験に乗り出したデイモン・ガモーさんはオーストラリアの俳優さん。普段は健康志向の恋人の影響で、加工食品を避けて野菜や果物、肉などのバランスの良い食事で平均的なカロリーを摂取していました。子供が生まれたのを機会に砂糖と健康に関する明確な答えが欲しいと、何よりも信じられる自分の体で実験することにしたのだそうです。
実験のルールは5つ。①1日にティースプーン40杯分の砂糖(160g)を取る②砂糖は低脂肪ヨーグルト、シリアルなどのヘルシーとされているが実は砂糖を多く含む食品から摂取する③ソフトドリンクやチョコレートなどのお菓子類、ジャンクフードは食べない④必ず「低脂肪」の食品を選ぶ⑤運動習慣は続ける。医師、栄養士などの専門家チームの管理の下、実験はスタートしました。
実験開始から12日間で3.2kgも体重が増え、18日間でGOTの数値が大きく上昇し肝臓が脂肪だらけになり、精神的な不調も出始めました。しかし驚くことに、体がこの状況に適応し、甘いものを欲するようにさえなったのです。たばこと似ているとデイモンさんは話しています。糖分を取ると興奮状態に陥ることも。35日が経過したころには集中力の低下、うつ状態、さらにはだるさも感じるように。60日の砂糖漬け生活終了時には、摂取カロリーも変わらず、運動も続け、ジャンクフードも避けたのに、体重が8.5kg、ウエストは10cmも増加し、あらゆる生活習慣病の発症リスクが高まっていました。
国の食品規制や嗜好性の違いから、全てが今すぐ日本の状況に当てはまるわけではなさそうですが、体験として示されたこの「現実」から目を背けるのは難しいでしょう。
身近な砂糖に隠された、甘くない真実をあなたはまだ知らない。