あれこれブログ
2016.03.16
ビタミンDとアレルギー性鼻炎
皆さん、こんにちは^^
ちょっと寒さが和らいで、いよいよ春が近いなと感じられますね。
テレビでも桜前線やお花見の話題も聞かれるようになりました。待ち遠しいですね。
さて、今回の話題は前回のビタミンDつながりです。
ビタミンDとアレルギーの関係については、前回も紹介しましたが、その他にもさまざまな議論がされています。今回のアメリカの研究では、妊娠中のお母さんのビタミンD摂取と生まれた子どものアレルギー性鼻炎発症との関連が検討されました。
対象は1,248人のお母さんとその子ども(小学校低学年)です。
妊娠中にお母さんが摂取していたビタミンDの量を推定し、お母さんの血液検査と、臍帯血の検査、子どもの血液検査から、ビタミンDの量を評価しました。これらの結果と、子どものアレルギー性鼻炎発症、アレルギー体質かどうか、アレルギーの原因物質と反応する抗体がすでに作られているかどうかとの関連を検討しました。
その結果、お母さんが妊娠初期から中期に食事から摂取するビタミンDの量が多いほうが、子どもが小学校低学年までにアレルギー性鼻炎を発症する場合が少なくなっていました。ただし、ビタミンDをサプリメントで摂った場合は、リスクの低下は見られませんでした。
研究チームは「妊娠中の食事にビタミンDを含む食品を採り入れることは、生まれる子どものアレルギー性鼻炎の予防に有益な影響をもたらすかもしれない」と結論しています。
妊娠中に、脂の多い魚、卵、バター、キノコなどビタミンDを多く含む食品を適切に摂ることは栄養のバランスをとるという意味からも大切かもしれません。しかし、サプリメントでは効果がないというのは、何とも不思議な気がします。やはり自然の食べ物が一番なのでしょうね。