あれこれブログ
2015.09.04
クランベリーエキスでメタボ改善
皆さん、こんにちは^^
9月になっても、昼間はまだまだ残暑が厳しいですね。
それでも、少しずつ秋の気配を朝晩には感じることが出来ます。
秋と言えば食欲の秋。
マウスの実験ですが、ちょっとうれしい話題をお届けします。
最近、腸内にいる様々な細菌が2型糖尿病を調節する事が分かってきました。腸内細菌であるアッケルマンシア属は、2型糖尿病を防ぐ方向に働くのではないかと注目されているもののひとつです。
今回は海外の研究で、①通常食と水を与えたマウス、②脂肪・糖分が多い高脂肪食と水を与えたマウス、③高脂肪食とクランベリーエキスを与えたマウスの3群を比較しました。そして③群で増加する腸内細菌を調べています。
その結果、③群のマウスは高脂肪食依存的な体重増加効果や内臓脂肪型肥満の低下が見られました。また腸内中性脂肪を低下させ、腸内炎症と酸化ストレスも和らげました。さらに、興味深いことに、クランベリーエキスはムチン分解細菌であるアッケルマンシア属の割合を増加させました。
この結果から研究者らは、「クランベリーエキスは高脂肪食によって引き起こされるメタボリックシンドロームの徴候の改善によって代謝に有益な効果をもたらし、それは腸内細菌であるアッケルマンシア属菌種の増加と関連している」と述べています。
ポリフェノールはメタボ改善に効くと言われていますが、脂肪への直接効果に加え、このような腸内細菌への影響を与えているという興味深い結果ですね。