＜新着情報＞

この度、令和2年9月1日から、45歳未満のメルスモンの注射については『自費扱い』とさせて頂きます。

事の発端は、「当クリニックのメルスモンの使用量が平野区で突出して多いので、なんとかなりませんか？」という社会保険診療報酬支払基金大阪市部からの電話でした。「なんとかなりませんか？」って、どういうこと？更年期症候群の患者さんが少しずつ増えているから、徐々に使用量が増えただけなのに、「どうにかなりませんか？」って、どういうこと？ということで、その担当者に事情を説明し、「どうにもなりません」とお答えしました。

それから2カ月ほどして、いきなりメルスモンに対する大量の返戻（投与に対する説明を求める書面）が戻ってきたのです。それまで何の問題もなく保険請求が通っていた、同じ患者さんに対してです。ある時は、「検査もせずに投与しているので漫然投与とみなす」とか、「投与に対する評価は？」とか、「更年期スコアを全部提出しろ」とか、「45歳未満に投与する理由は？」とか、「月に1回しか投与していない理由は？」とか、「他の治療法を利用しない理由は？」とか、明らかに嫌がらせです。これに対して、何カ月も無駄な時間をかけて回答文を作り、保険請求時に予め今までに回答文を添付し、誠意を尽くして回答してきました。そして、結局辿り着いたのが、「45歳未満です」という理由で返戻が戻ってくるようになりました。

「45歳未満です」という理由で返戻する根拠を、きちんと説明するように何カ月も抗議しました。そして、やっと帰って来た説明文の内容は、全く医学的根拠を示すものではなく、重箱の隅をつついたような、議論も値しない内容でありました。そして、無知で阿保な審査員へのこれ以上の議論は無駄と判断せざる負えなく、患者様には大変申し訳ありませんが、上記の通りとさせて頂きます。

皆様には，大変ご不便をお掛けいたしますが、事情をお汲み取りの上、ご理解ご協力のほどお願い申しあげます。