あれこれブログ

2017.04.27.

AIで医者いらず?

皆さん、こんにちは^^
あと少しでゴールデンウィークですね。
5月1,2日を休んで9連休の方もいらっしゃるでしょうね。
何とも羨ましい次第です。
さて、最近、「AI」という言葉を良く耳にするようになりました。
自動運転や音声認識などもAIの恩恵を受けているのですが、医療の世界にもAIが浸透し始めました。

AI人工知能)を使って心筋梗塞や脳卒中などの患者の電子カルテの情報を分析し、発症や再発するリスクをより正確に予測する研究を始めたと、国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)が発表しました。

医師がカルテに自由に書き込む患者の具体的な症状は、同じ症状でも「胸痛」「胸が痛い」などと異なる表現があり、自動的に集計するのは難しかったのです。今回日本IBMの協力を得て、言葉の意味や文脈を理解し、データの関連性などを分析できるAI「ワトソン」を活用。患者約1500人分の電子カルテを読み込ませ、自由記述を正確に識別できるようになりました。
試しにワトソンで識別した「胸の痛み」や「呼吸の苦しさ」といった具体的な症状の情報を、既存のリスク評価基準と組み合わせて人間が分析したところ、心筋梗塞や脳卒中が起こる確率の予測精度を10~15%上げることができたのです。
半年後をめどに同じ規模のデータを読み込ませ、識別の正確さを更に検証する予定です。将来的にはAIで自動的により高い精度でのリスク予測を目指しているようです。同センターの安田聡副院長は、「予後の早期の診断や治療に役立てたい」と話しています。
ワトソンを活用した重症化リスク予測は、藤田保健衛生大(愛知県)なども糖尿病患者で取り組んでいます。

といことは、将来的にAIが医療現場を支配して、医者がいなくなるか奴隷のように働く、、、
そんな、映画「ターミネーター」のような時代が来るのかもしれませんね。
まぁ、その頃には、私は死んでると思いますが。。。

2017.04.21.

スルフォラファン

皆さん、こんにちは^^
先日の雨と強風でクリニックの前の公園のソメイヨシノは葉桜になりましたが、八重桜が満開を迎えています。
淡い色のソメイヨシノもいいですが、濃い色でどっしりした八重桜もいいものです。
さて、本日はスーパーでも最近よく見かけるようになったブロッコリースプラウトのお話です。

「スルフォラファン」とはブロッコリーや大根、ケールなどのアブラナ科の植物に含まれる辛み成分の一種で、普通のブロッコリーよりもブロッコリーの新芽(ブロッコリースプラウト)に多く含まれています。これまでの研究で、このスルフォラファンは体内の毒を排出する解毒作用や健康に害を及ぼす活性酸素の発生を抑える抗酸化作用などをもち、癌や肝機能障害などのさまざまな疾患予防に効果がある可能性が報告されています。

今回、金沢大学とカゴメ株式会社の研究グループは、スルフォラファンの肥満に対する効果に着目し、マウスを用いた実験で検討しました。
マウスを、高脂肪食または通常食にスルフォラファンを「混ぜる」あるいは「混ぜない」4群に分けて14週間観察しました。その結果、通常食を摂取した2群に比べて高脂肪食を摂取した2群では体重増加がみられましたが、高脂肪食+スルフォラファンを摂取した群では高脂肪食だけを摂取した群に比べて体重増加率が15%抑えられたほか、内臓脂肪も20%減少しました。
スルフォラファンを摂取すると、高脂肪食の摂取で上昇したインスリン抵抗性や空腹時血糖値が改善することもわかりました。また、スルフォラファンの摂取でエネルギーの消費量が増えて脂肪燃焼を促進する「脂肪細胞の褐色化」が促されると説明しています。
さらに、スルフォラファンを摂取すると、高脂肪食の摂取で増加した悪玉の腸内細菌が減少し、肥満型の腸内細菌叢を改善することもわかりました。腸内の毒素が減少し、慢性的な炎症を抑えることでインスリン抵抗性を改善し、糖尿病などの生活習慣病の予防に働くと結論付けています。

今後、ブロッコリースプラウトを食べることで肥満や2型糖尿病といった生活習慣病の改善や予防につながる可能性が期待されています!
早速、近所の
ブロッコリースプラウトが売り切れるかも?

2017.04.18.

ふれあいフェスタの写真を公開しました

先日、大成功した第4回平野東ふれあいフェスタの写真をアップしましたので、是非ご覧ください。
写真をクリックすると大きな写真を見ることができます。

こちらからどうぞ!

2017.04.11.

ふれあいフェスタ大成功

皆さん、こんにちは^^

先日の日曜日。「第4回 医療法人富寿会&野堂東組合同イベント 平野東ふれあいフェスタ 2017春Spring」が、事故もなく無事に終了することができました。
当日は朝8時にはどっしゃぶりの雨。お天気レーダーでは、雨雲は通り過ぎる見込み。野堂東組さんがぎりぎりまで待っていただいて、9時過ぎに地車を出すことを決定して頂けました。やはり、日頃の行いでしょうか??
また、近隣のお子さまやお年寄りの方々を含めて、多くのご家族さまに立ち寄っていただき、非常に盛り上がり、今まで以上の大成功だったと思います!
アコーディオンのふくちゃんや似顔絵コーナー、タカコーさんのマジックショウ、ともさんのけん玉ショウなど各企画イベントも盛況でした。富寿会が用意した焼きそば、おでん、ポップコーンも、野堂東組さんが用意した焼き鳥も、リスペクトの会さんが用意したカレーも、全て完売しました。

今回のイベントも、野堂東組の皆さまのご協力のお蔭と感謝しております。
本当にありがとうございました。

企画や屋台も少しずつですが、増えています。
次回の秋の合同イベントはもっと盛大になるようにと考えています。
ひょっとして、ポニーちゃんが来るかも!?

今回のイベントの写真については、また後日アップしますので、お楽しみに!

2017.04.06.

ロイコトリエン受容体拮抗薬

皆さん、こんにちは^^
暖かい日が続いて、クリニックの前の平野公園の桜も5分咲きくらいでしょうか。
今日もシートを広げてお花見を楽しんでいる方がいらっしゃいました。
うらやましい。。。
しかし、今夜から天気は下り坂。
イベントの日曜日は降水確率50%。。。何とか持ち直してほしいところです。
さて、今日の話題は喘息の治療薬についてです。

喘息や咳喘息の治療には、吸入ステロイド薬のほか、ロイコトリエン受容体拮抗薬(LTRA)の飲み薬も使われています。
喘息の治療に第一選択として使われる薬は、やはり吸入ステロイド薬です。しかし、人によって吸入ステロイド薬だけでは足りない場合もあります。ロイコトリエン受容体拮抗薬(LTRA)は主に吸入ステロイド薬を補う治療として使われます。日本では、プランルカスト(商品名オノンなど)、モンテルカスト(商品名キプレス、シングレアなど)が使え、いずれも飲み薬です。

喘息患者を対象として、吸入ステロイド薬の治療中にLTRAを追加した時の効果について、これまでに行われた研究結果が調査され、『Cochrane Database of Systematic Reviews』に報告されました。
吸入ステロイド薬の量を変えないでLTRAを追加した場合、LTRAを追加しなかった場合に比べて次の改善が見られました。
LTRAを追加したグループでは、研究期間に増悪発作が起こってステロイド内服薬が必要になった人の数が約半数になりました。すなわち、6週間から16週間の間において、22人に1人の割合で、LTRAを追加することにより同程度の発作を防げることを意味しています。
また、副作用の可能性がある症状などが発生した数については、LTRAを追加したグループと追加しなかったグループの間で統計的な違いは見られませんでした。

ロイコトリエン拮抗薬は、現在の喘息治療の中で重要な役割があり、広く使われています。効果を示すデータがまとめられていることで、実際に行われている治療の根拠を確かめることができ、ほかの治療と比較するためにも参照することができるので、ありがたいですね。
ロイコトリエン拮抗薬は、当クリニックでも、大活躍している薬なのです。

2017.04.01.

ペットも花粉症に

皆さん、こんにちは^^
4月になりましたね。
大阪の桜も開花を迎え、イベントもあと1週間となりました。
そんなか、一昨日には、今季初のインフルエンザB型が当クリニックでも検出されました。
38度以上の高熱が出たらご用心です。
さて、今まで花粉症の話題は書いてきましたが、今回はペットのお話です。

花粉症を持つ方はこの時期はとてもつらいですよね。
実はこの花粉症は人間だけのものではなかったのです。人間と同じ哺乳類に属する動物達も人と同じく、外から入ってきた細菌やウイルスから自分の体を守る免疫という仕組みを持っています。
人間に近い猿はもちろん、身近な猫や犬も花粉症になるのです。症状としては、くしゃみ鼻水、、、まさに人間と同じような症状をみせます。
猿や猫は比較的人間に近いくしゃみや鼻水といった症状が見られますが、犬は皮膚炎やアトピー性皮膚炎の症状が強く出るようです。

花粉症は、戦後にスギの木をたくさん植えたことで、おおよそ20年くらいで急に増えたと言われています。
花粉症の発症の仕組みは同じことから、動物達の花粉症も、ここ20年くらいで急増していると思われます。人にとってもつらい花粉症は実は身近なペット達もつらい思いをしているのかもしれません。

この時期にペットに皮膚炎などの症状が出ていたら、人間と同じように早めにお医者さんに診てもらうといいかもしれませんね。

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