あれこれブログ

2015.08.29.

この季節、ダニにご用心

皆さん、こんにちは^^
8月もあと3日で終わります。今年の2/3が終了です。早いですね。
学生さんの夏休みも終わると思っていたら、周辺の小中学校は今週の月曜から2学期が始まっているそうです。
何だかかわいそうな気もします。
さて、今回の話題は、ダニの話題だに^^

比較的、喘息の症状が落ち着くことが多いといわれる夏ですが、悪化要因があるので注意が必要です。
実は、それがダニなのです。
喘息患者さんの寝室の床における塵を集めて、その中のダニ抗原量を測定してみると、実は
1年中で8月が1番多く、8月を中心に夏の時期に多くなっていました。(下図)

年間のダニ抗原量
ダニなどのアレルゲンを吸入し、免疫細胞がそれを認識すると、そのアレルゲンに特異的なIgE抗体が産生されます。その後、再度アレルゲンに曝露されると、特異的なIgE抗体を表面にたくさん持ったマスト細胞が活性化され、炎症メディエーターが放出されます。これにより、即時型喘息反応が起こり、喘息発作が誘発されるようになります。

日本の生活様式、気候などはダニの繁殖に適していることから、こまめな清掃などによりその除去を心がける必要があります。
しかし、ダニやホコリをすべて取り除くことは不可能です。
また、吸入ステロイド薬などの長期管理薬を定期的に使用している喘息患者さんを対象としたアンケート調査では、52.5%の患者さんがホコリによる喘息症状発現・悪化を経験していることが報告されています。

日々の定期吸入により症状が安定していても、何らかのきっかけで症状が発現・悪化した場合には、症状を緩和する治療とともに速やかに炎症を抑制することが重要です。
そんな時に活躍するのが、
定期吸入だけでなく症状悪化時に追加吸入できるシムビコートです。
しっかりと吸入して、発作のない生活を送りましょう!


2015.08.22.

やはり、マイコでした

皆さん、こんにちは^^
一旦過ごし易くなりましたが、また暑さが再来って感じです。
天候の変化に身体が付いていけず、倦怠感を訴える患者さまもいらっしゃいます。
今回は、咳に関する私の体験談をお届けします。

受診されたのは22歳の女性の患者さま。
2~3日前から咳と38℃台の発熱で来院されました。
喉の痛みもありますが、痰はなく、咳の日中差もありません。アレルギー歴は何もありません。
喉を覗いてみると扁桃腺がパンパンに腫れています。これで、発熱があってもおかしくはありませんが、咳の原因とは考えにくい状況です。
しかし、呼吸音を聞いても正常です。そこで、胸部レントゲンを撮ってみると、、、左下葉の(間質性)肺炎像を認めます。

ある疾患がピーンと頭に浮かびました。
そう、マイコプラズマ肺炎です。
早速、迅速キットで調べてみると、、、やはり陽性でした。
最近のマイコプラズマはマクロライド系抗生剤に耐性の菌が多いため、ニューキノロン系の抗生剤を中心に処方し、1週間後には咳も熱も改善されていました。

長引く咳の原因②」でも書きましたが、マイコプラズマ肺炎は外見だけでは非常に分かりにくい疾患なのです。
もし、胸部レントゲンを撮っていなかったら、扁桃腺炎と診断されてもおかしくないと思います。

「咳」の確定診断には、総合的な診察がいかに重要かを改めて感じさせられた体験でした。

2015.08.18.

ホップで肥満を防ぐ

皆さん、こんにちは^^
お盆も終わり、少し過ごし易くなりましたね。
お盆の期間、帰省されて美味しいものをタラフク食べられた方も多いのではないでしょうか?
そんな方には、ひょっとして朗報かもしれません。

ビールの原料であるホップに、フラボノイドの一種であるキサントフモールという物質が含まれています。キサントフモールは健康に良いという説があり、東京大学の研究班がマウスにキサントフモールを与える実験を行ったところ、キサントフモールは生体内で脂質代謝に関わる物質の作用を抑えることで、高脂肪食を与えたマウスの肥満と脂肪肝を防ぐという結果が得られました。

研究班は、マウスに高脂肪食を与えるグループと、同じ高脂肪食にキサントフモールを加えて与えるグループに分けて、体重の増加と、体にたまった脂肪の量を調べる実験を行いました。

高脂肪食を与えたマウスでは日とともに体重が増加しましたが、高脂肪食にキサントフモールを加えて与えたマウスでは体重増加が少なくなっていました。また、キサントフモールを加えなかったマウスに比べて、肝臓などの脂肪の量が少なくなっていました。キサントフモールを与えたマウスの体内では、脂質代謝に関わる遺伝子の働きを調節している物質の「成熟型SREBP-1」が少なくなっていました。

研究班は、これらの結果から、キサントフモールが「メタボリックシンドロームを改善するための栄養補助食品または治療薬となりうる」ことが示唆されたと述べています。

ただし、マウスの実験で得られた結果が人間に当てはまるかどうかは、まだ確かではありません。
ですから、キサントフモールが含まれているビールを飲んで肥満を防ごう!と意気込むのはまだまだ早そうです。
とはいえ、マウスの体重増加と脂肪量増加が抑えられたという結果は目を引きますね^^

2015.08.12.

院長のお気に入りVol.11 萩の家

皆さん、こんにちは^^
大阪は12日連続の猛暑日から解放されました。やれやれです。
そして多くの方は明日からお盆休みですね。
海や山のレジャーは楽しいですが、是非事故の無いように気を付けましょうね。

今回は久々に院長のお気に入りシリーズです。
さて、今回のお気に入りは、「萩の家」さん。
平野で気軽に鉄板焼きを楽しむなら、ここでしょう。場所は、平野本町商店街を西に抜けて、右折したすぐ左手です。

ここが素敵なのは、色々と工夫された鉄板焼き。
例えば、「そぼろサラダ」(下図左下)。甘辛く炊いたそぼろ肉が混ざったふわとろ卵がサラダの上に乗っています。味がしっかり付いているので、ドレッシングも入りません。野菜とそぼろと卵のバランスが最高です。
「山芋のとろとろ焼」(下図上中)も定番ですが、ネギがたっぷりで、ふわふわの生地と醤油味でお酒が進みます。
そして、「チーズパリパリ ピザ風」(下図下中)。鉄板でチーズをただ焼くだけかと思っていたら、春巻きの皮でチーズとトッピングを挟んで焼き上げます。パリパリの食感とチーズの濃厚さが、お酒のつまみにピッタリです。
さらに、「フォアグラのソテー」(下図右上)は、丁寧に焼かれたフォアグラから出た旨みを、下に引かれた焼かれた食パンが吸い取って、何とも言えない美味しさです。
最後の〆は「ミックスモダン」で決まりでしょう。

本当にお酒が進む食べ物ばかり。たかが鉄板焼きですが、されど鉄板焼きです。
ただし、特に週末は混雑必至なので、電話を入れてから訪問してくださいね。

2015.08.08.

逆流性食道炎と生活習慣

皆さん、こんにちは^^
大阪はなんと8日連続の猛暑日。
今日も暑くなりそうで記録更新しそうです。。。
さて、今日の話題は
長引く咳の原因としてもHPで紹介していますが、逆流性食道炎について。

胸やけ、ゲップ、胸の痛み、喉の違和感、声枯れなどの症状はありませんか?
上記の症状があれば、それは「逆流性食道炎」かもしれません。逆流性食道炎は、食べたものを消化する強い酸性の胃酸が、食道に逆流して、食道が炎症を起こし、粘膜がただれたり、潰瘍を生じたりする病気です。1回の食事で分泌される胃酸の量は、なんと約500mLにもなるのです。

食道は胃酸に対する抵抗力が弱いため、健康な状態では、胃酸が食道に逆流しない仕組みが働いています。その主役が下部食道括約筋です。下部食道括約筋は、食道と胃のつなぎ目にある筋肉で、食べた物を飲み込む時には、ゆるんで食道から胃に食べ物が落ちるようにし、それ以外の時は、食道をしめて、胃酸が逆流しないようにしています。

逆流性食道炎に対する治療の基本は、逆流する胃酸の量を減らすことで、非常に効き目の良い薬はありますが、様々な症状の予防には生活習慣の改善も大切です。
まず、食べ過ぎや油っこいものは、下部食道括約筋を緩めてしまうので、胃酸が逆流しやすくなります。ですから、腹八分目、七分目を目処にしましょう。ゆっくり食べると、食べ過ぎも防ぐことにもつながります。
その他、炭酸飲料やアルコールも
下部食道括約筋を緩めてしまうので注意が必要です。
また、過食によって肥満になると、腹圧の上昇によって逆流しやすくなるとも考えられます。
食物摂取後の胃排出時間は約2~4時間なので、食後すぐに横になると胃酸の逆流が起こりやすくなります。
さらに、
食べ物によっても胃に留まる時間は異なります。胃排出時間が早い順番は以下の通りです。
1.  ごはんやパンなどの炭水化物(糖質)
2.  肉や魚などのたんぱく質
3.  揚げ物などの脂肪(脂質)
どうしても遅い時間での食事が避けられない場合には、胃排出時間の早い食べ物をできるだけ控えて摂るようにしましょうね。

2015.08.03.

ファストフードと喘息①

皆さん、こんにちは^^
暑い日が続いていますね。
7月20日からの1週間で熱中症で救急搬送された方は7,000人以上!
私は大丈夫と過信せずに、温度・湿度管理と水分補給はこまめに行いましょう。

さて、今回の話題は、「ファストフードと喘息」です。
ファストフードが喘息やアレルギーに悪い影響を与えているという説があります。特に妊娠中の母親の食事が子供に影響するのではないかという観点から、アメリカの母子を対象にした研究が行われました。
研究班は、ロサンゼルスの1,201組の母子を対象として、妊娠時のファストフード摂取量を出生後に聞き取り、子供が生後3.5年時点での喘息および鼻炎と関連があるかどうかを統計解析しました。
その結果、母親が出生前に毎日ファストフードを食べていたと答えた場合、子供に重症の喘息症状があることが多くなっていました。また、ファストフードを食べていた頻度が高いほど、子供の重症喘息のリスクが大きい傾向もあることも報告されました。
研究班は「これらの結果は、母親の食事によるファストフードへの子宮内での頻繁な曝露が、幼い子供において喘息症状発症のリスク因子である可能性を示唆する」と結論しています。
この研究の方法では、母親がファストフードを食べた背景に未知の要因があり、その要因が子供の喘息に影響した可能性も否定できません。ですから、ファストフードと喘息の関係はこの結果だけから確かとは言えませんが、別の面から見ると、妊娠中の母親の肥満や栄養状態が子供に影響するという説もあり、また妊娠中は妊娠糖尿病のリスクもあります。

しかし、妊娠中の食事を考える上で、ひとつの要素として参考になるかもしれません。
それにしても、妊娠中に毎日ファストフードを食べるなんて、いかにもアメリカ人らしいですね。

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